民主中国陣線の林国輝さん国家賠償訴訟の闘いへ
民主中国陣線は、89年の民主化運動が中国共産党に弾圧された後、日本にいた民主化を支持する中国人が結成した民主化組織です。毎年6月4日には中国大使館に対して、天安門でなくなった人々への追悼の献花と申し入れ行動が行われてきました。昨年の警察権力の介入に関しては、以下の呼びかけに詳しく書かれてあるので参照してください。日本の中国民主化活動家を防衛することは、われわれアジア連帯講座の第一級の課題でもあります。多くの方のご支援を!!(I)



林国輝の国賠訴訟を支える会 会報 「求正」 NO.1より

林国輝さん、国家賠償訴訟提起へ
一層の支援を、お願いいたします


在日中国人民主化運動家・林国輝さんが、国家賠償裁判を起こすことを決意しました。
林さんは昨年6月4日、仲間と共に、在日中国大使館前での「天安門事件」8周年記念行動に参加しました。この時、横断幕を広げようとした林さんに対し、複数の警察官が暴行を働きました。林さんは気を失い、そのまま「現行犯逮捕」されてしまいました。
警察署に拘留された林さんを待っていたのは、違法な取り調べでした。取り調べは連日長時間に及び、その中で大声で怒鳴られ、襟首を引っ張られたりしました。また、裁判所に対して「拘留理由開示」を請求したところ、「請求取り下げ」を強要されました。(その後「請求取り下げの取り消し」を弁護士を通じて行い、「拘留理由開示裁判」は開かれました。また、林さんは結局「不起訴処分」となりました。)

林さんは、このような警察官による暴行・違法逮捕・違法取り調べの責任を追求しようと考え、警視庁を所轄する東京都を相手とする国家賠償訴訟を提起するために、現在準備を進めています。2月下旬には、東京地方裁判所に提訴できることと思います。

これまで皆さんには、林さんや李松さんの身柄の自由を求める、救援活動にご協力いただいてきました。ご協力のおかげで、2人は自由の身となりました。
今後は、林さんの国家賠償訴訟を支えるため、別記の通り、会の名前も改めて、さらなるご協力をお願いしたいと考えています。
どうぞよろしくお願い致します。


「林国輝の国賠訴訟を支える会」に入会して下さい


「李松さん林国輝さんを救援する会」は当初の目的を達成したため、とりあえず解散します。今後、報告集などを出すことも検討いたします。なお、林さんが逮捕の際、警官から受けた暴行を不当として国家賠償請求裁判を起こすことになったため、会としては財政などを「林国輝の国賠訴訟を支える会」に引き継ぎ、新たに会員を募って長期的な裁判を支える体制を作っていきたいと考えます。

●支える会は個人加盟を基本とし、林さんの裁判を支えることを目的とします。
●会費は一人一口3000円。弁護団費用、事務局経費などに使います。
●会としては訴訟経費の一部負担、裁判の傍聴、会報の発行(年4回程度発行)、集会、学習会などの開催を行います。
●同じような国家賠償請求裁判に取り組む人たちと連帯し、経験交流を進めるために「国賠ネットワーク」に会として参加いたします。
●訴訟の弁護団は鬼束忠則弁護士、関聡介弁護士、萱野一樹弁護士が担当します。
●事務局の連絡先は
      〒171−0033 東京都豊島区高田1−10−6−1C 北井方
      TEL/FAX 03(3983)7639
      郵便振替 00190−8−396997 「林国賠訴訟を支える会」




中国民主化活動家に対する警察官の暴行を許さない!!
2・28 林国賠訴訟提訴報告集会


日時:2月28日(土) 午後6時より
場所:文京区民センター 3C会議室(都営三田線春日駅上がってすぐ/丸ノ内線後楽園駅から徒歩5分/JR水道橋駅から徒歩10分)
会場費 :500円