アジア連帯講座 2000年沖縄連帯・反サミット連続講座

沖縄現地状況と対抗サミット
「民衆の安全保障」沖縄国際会議
武藤 一羊さん ピープルズプラン研究所
国富 建治さん 国際会議事務局


日 時  6月10日(土)18:00〜  
場 所  文京区民センター (部屋未定) 
      地下鉄三田線・春日駅A2出口
        地下鉄丸の内線後楽園駅から徒歩5分
        JR水道橋駅から徒歩10分

会場費  300円



帝国主義サミットに対抗する民衆の国際会議
 7月の沖縄サミットに対抗して、6月30日〜7月2日にかけて米軍による「地域安全保障」に反対し、東アジアの民衆による平和構想を作り出す立場から、「民衆の安全保障」沖縄国際会議が開催される(那覇)。この会議を呼びかけているのは、「Focus on Global South」(地球的な南に焦点をあてる)。
 アジア連帯講座は、現在、東京でFocusの呼びかけに応えて、国際会議を準備しておられるスタッフの国富建治さん(事務局)と武藤一羊さん(ピープルズプラン研究所)を講師に@FocusをはじめとしたアジアのNGO活動A国際会議の紹介B「民衆の安全保障」と沖縄などをポイントに事前学習を開催します。

Focusとは
 Focusは、フィリピンやインドの社会運動家や学者が中心になって95年バンコクで設立された。97年のフィリピン・マニラAPECに対抗して反グローバリゼーション・IMF・世界銀行を掲げて民衆会議を組織し、99年にはアジア経済危機に対抗して国際的な民衆本位の金融統制機構をどうつくるかという国際会議を主催している。
 さらに、97年に「アジア太平洋地域におけるオルタナティヴな安全保障システム」についての会議をバンコクで開き、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、米国などから250人が参加し、地域の政治軍事状況からジェンダー、環境、武器貿易問題にいたる民衆の安全保障問題を議論している。この会議を通してFocusのプログラムの一部として「オルタナティヴ安全保障ネットワーク」が生まれた。
 翌年の会議で「アジア太平洋のオルタナティヴ安全保障のための評議会」(CASAP)に改組し、@安全保障のハード面(狭義の軍事)とソフト面(人間の安全保障のさまざまな分野)の連関をさぐり、一致点で提唱活動を行うAネットワークの普及B平和と安全について活動する民衆運動や組織と連携しながら、とりわけ外国軍事基地の撤退を促進するために地域全体にわたる連携した活動を推し進めてきた。

国際会議の議題紹介(予定)
@「アメリカのグローバルな軍事戦略と民衆の安全」・資本のグローバリゼーションを支える戦略として米国の軍事戦略、日米安保と沖縄の役割を明らかにする。
A「国家の安全保障と民衆の安全保障」・アジア諸国の経験と事実にもとづいて、国家・軍隊・ナショナリズム、民族的抑圧などを検証する。
B民衆集団間の暴力的紛争の克服」・さまざまな紛争・対立、女性に対する暴力も含めて、その根源と克服の道を模索する。
C「民衆による安全保障と民衆の連合」・民衆の安全を民衆自身が相互に連合することで保障する道をさぐる。
D「民衆の安全を確保する国際政治レベルでの地域構想」・米の東アジア戦略に代って、アジア諸国の自主性にもとづいた地域安全保障と課題を浮き彫りにしていく。




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