アジア連帯講座 2000年沖縄連帯・反サミット連続講座

軍隊と性暴力について考える
野口裕子さん 名護へリポート基地に反対する会


日 時  5月13日(土)18:00〜  
場 所  文京区民センター 3D
      地下鉄三田線・春日駅A2出口
        地下鉄丸の内線後楽園駅から徒歩5分
        JR水道橋駅から徒歩10分

会場費  300円



「安全保障」が侵害する女性たちの人権
 1995年に広く燃え上がった沖縄の基地縮小・撤去を求める闘いは、三人の米兵による少女レイプ事件をきっかけとしたものでした。それはさまざまな基地被害、沖縄だけが安保の犠牲になっているという怒りとともに、戦後一貫して性暴力の恐怖にさらされてきた女性たちの怒りの爆発でもありました。
 現在の名護における新たな基地建設計画は、半永久的に米軍基地を沖縄に固定することで、基地被害や性暴力も半永久的に固定化することでもあります。沖縄のあまりに当然な「戦争のための基地はいらない」「性暴力を生み出し続ける基地はいらない」という声は「日米・世界の安全保障」の美名によって押しつぶされようとしています。
 沖縄の問題は軍隊がほんとうに民衆を守るのか、国家がほんとうに民衆をまもるのか、という根元的な問題を突きだしてきました。軍隊における性暴力は、日本軍によるアジア侵略、世界各地の民族紛争、韓国、フィリピン、プエルトリコ等の米軍基地周辺などで繰り返されてきました。また、自衛隊のカンボジア派兵の際、多くの自衛隊員がカンボジア現地で買春して、アジア女性の怒りを買ったことも記憶に新しいところです。
 私たちは、戦争の際、最も弱い立場におかれる「女性」と「子ども」の視点から、軍隊と安全保障について考え、沖縄の「本当の民衆にとっての安全とは何か」という問いかけに答えることで、沖縄の人々の闘いにつながっていこうと考えています。
 21世紀を戦争と性暴力の歴史に終止符を打つ時代にするために!




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