出版物案内 

 バイオマスサロン・シンポジウム記録集

『これからのエネルギーは、ますますバイオマス!』好評頒布中!!

  21世紀は環境の世紀と言われています。そして、さまざまな地球環境問題の中でも、今もっとも大きな問題は地球の温暖化だと言ってよいでしょう。私たちが将来のことを考え、地球温暖化を防止しようとするとき、化石燃料に頼りきった今の暮らしは変えてゆかねばなりません。エネルギー源には、石油・石炭・天然ガス、あるいはウランなどの地下資源を掘り起こすのではなく、再生可能な資源を利用してゆくことが求められます。
 そこで期待されているのが、バイオマス(生物資源)です。これからのエネルギーを考えるとき、バイオマスの重要性はますます高まることでしょう。私たちは、そうした思いから、3回のバイオマスサロンとシンポジウムを開きました。
 ここでバイオマスサロンとは、私たちが主催したバイオマス資源の利用にかんする集いのことです。毎回、注目のゲストをお招きして、林産系の木質(森林)バイオマスはもちろん、農産系、畜産系、食品系なども含めて、時間の許す限り幅広く語らいました。この記録集には、昨年11月から翌年1月にかけて、月に1回のペースで行なったバイオマスサロン3回分を収めております。
 一方のシンポジウムとは、今年2月に開催し、多くの参加者にご来場いただきました「バイオマスエネルギーに託すもの〜流域、里山、そして地球の明日に向けて〜」です。全国からそうそうたるパネリストをお招きし、たいへん密度の濃いシンポジウムとなりました。
 バイオマスサロンおよびシンポジウムとも、幸いにして、参加者からの評判はとても好いものでした。これに気をよくした私たちは、これらの催しに参加できなかった方々にも、そこで話された内容について広く知っていただきたいと思い、この度、記録集『これからのエネルギーは、ますますバイオマス!』を作ることにしました。したがって、ここには、2001年11月から2002年2月にかけて、私たち=神奈川森林エネルギー工房が主催した3回のバイオマスサロンおよびシンポジウムの内容が収められています。
 いま、この記録集を発行することができ、私たちは非常に嬉しく思っております。この記録集が多くの方々に読まれ、そのことによって、今後、バイオマスエネルギーをすすめる動きが、早く、広く、そして大きくなれば、これ以上の喜びはありません。

 (『これからのエネルギーは、ますますバイオマス!』の「はじめに」より)



バイオマスサロン・シンポジウム記録集『これからのエネルギーは、ますますバイオマス!』(制作・神奈川森林エネルギー工房 イラスト・勝野真美、2002年2月)A4版40頁 頒価:500円

 ご希望の方は、下記事項を必ずご記入の上、当会事務局までお申し込み下さい。郵便振替用紙を同封して、報告書をお送りします(送料は実費をいただきます)。

  • 購入冊子名
  • 購入冊数
  • 郵便番号
  • 住  所
  • 氏  名
  • 電話番号
【目 次】
 はじめに
1.バイオマスサロン
 1)「バイオディーゼル普及における課題」(有限会社ダイアテック・松尾春樹さん)
 2)「東京都・木質ペレット事業化の展望」(東京島産業労働局農林水産部林務課・真田勉さん)
 3)「小川町自然エネルギー研究会の紹介とオーストリア最新バイオマス事情」
  (小川町自然エネルギー研究会・阿部紀人さん)
2.シンポジウム『バイオマスエネルギーに託すもの
     〜流域、里山、そして地球の明日にむけて〜』
 1)「バイオマスエネルギーで温暖化をふせぐ」
  (全国地球温暖化防止活動推進センター・須田春海さん)
 2)「菜の花プロジェクトで琵琶湖をすくう」(滋賀県環境生協・藤井絢子さん)
 3)「丹後半島のエコトピアでバイオマスをつかう」(地球デザインスクール・桜井俊彦さん)
 4)「木を燃やして電気をつくる」(株式会社森のエネルギー研究所・大場龍夫さん)
 資料集