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 当工房の紹介

フライヤー[PDF]
公式資料(規約・役員/総会報告)

■会の目的

 「神奈川森林エネルギー工房は、森林資源に関し、再生可能なエネルギー源としての適正な利用をすすめることにより、二酸化炭素の排出抑制を通じた地球環境の保全、および伐採更新による地域の里山や二次林の復興をめざし、もって自然環境と調和する生活や社会のあり方をひろく提案します。」(会の規約より) 

■できた経緯

 神奈川県内で里山の保全・活用を考え動いてきた人たちと、自然エネルギーの普及を目指しているNPOのメンバーが声をかけあって、1999年11月に設立しました。いわば、地域環境派と地球環境派の合流点に登場したわけです。

■今やっていること

(1) 県のエネルギー政策に意見を言う!

 現在、神奈川県は新エネルギービジョンを策定中です。わたしたちは、このビジョン策定にかかわる市民部会に所属し、バイオマスエネルギーの利用をすすめる立場から、県のエネルギー政策に対して積極的に意見を主張しています。

(2) 木質ペレットを使う人を増やす!

 おが粉状になった木屑を固めた木質ペレット燃料が、木質バイオマスエネルギー普及のための重要な役割を担うものと期待されています。当会では、外国製ペレットストーブを各地で展示・運転することによって、木質ペレットおよび木質バイオマスエネルギーの宣伝・普及に取り組んでいます。
 また、ペレットクラブ準備会の事務局を担い、木質ペレットの理解を広めるための支援を行なっております。

(3) 木質エネルギーの資源を調べる!

 森林から材を生み出す林業は、木質バイオマスエネルギー(森林エネルギー)の供給源として大きな可能性を秘めています。また、近年盛んな森林ボランティア活動には、木材の有効利用という視点からも検討されてよいテーマだと思われます。一方、都市域においては、解体材などの木質廃棄物が活用すべきエネルギー資源と期待されており、こうした資源の実態について調べています。
 なお、この調査については、(社)住宅生産団体連合会から、「木造住宅解体材等の燃料利用促進に関する調査」として助成をいただき、報告書『解体木材からエネルギーを!? 11の提案』にまとめました。

(4) 会内外と交流しながらバイオマスを利用する場を広げる!

 木質バイオマスエネルギーの普及に取り組む人たちはもちろん、温暖化防止、里山保全、林業の復興や山村の活性化など、様々な問題意識を持った人たちの出会いと交流の場をつくっています。
 現在は、月1回の定例会を開くほか、県内で市民活動がおこなわれているフィールドに出向き、実際に現場で活躍されている方々とともに実践活動を目指す機会を持つため、出前サロンを行なっています。