週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

3月28日

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2011.no.12

■原発事故はなかなか好転しません。注意深く見守りましょう。

 連日のようにテレビでは「ただちに健康に影響しない」と繰り返しています。本当にそうでしょうか。水道水を乳児には飲ませないようにというのに、代わりの水が確保できなければ飲んでもいいという、放射能は浴びても安全な程度だといいながら基準の数倍の場所があるといいます。矛盾だらけです。水も微量、野菜も微量、空気も微量、全部を足すとどうでしょうか。ただちに気分が悪くなったりしないのですが「ただちに健康には影響しない」というこの微量の状態はいつまで続くのでしょうか。1ヶ月でしょうか、1年でしょうか。スリーマイル事故は8年かかりました。チェルノブイリは25年経過した今も終息したとはいえません。長い困難な時期が続きますが、冷静にひとりひとりが正しい情報を得て判断しながら行動したいものです。
「微量だから安全」だなどといいながら、「昆布が放射能に効くというのは本当ですか」などと「自称専門家」たちに聞いたりしています。これも矛盾していますが、その答えもおかしいものが多いです。たいていは「意味がない」というようなことをいいますが、これはウソです。原発事故でまず飛んでくる放射能は「放射性ヨウ素」なのですが、これは甲状腺に凝縮されて蓄積されていきます。天然のヨウ素も同じように蓄積されているので、先にこれが甲状腺にあると後から入ってくる放射性ヨウ素を蓄積しにくくします。ですから遠い将来のことになりますが甲状腺ガンになる確率を少しでも下げることにはなります。放射能災害で飲むように配布されるヨウ素剤という薬品も根昆布から作られています。もちろん食べすぎは体に悪く、また意味もありません。ワカメにもひじきにも天然ヨウ素は含まれています。微量の放射性ヨウ素が水や空気に含まれている時には、毎日少しずつ食べておくことをお勧めします。昆布ダシの味噌汁にワカメ、というくらいがいいでしょう。佃煮の昆布もあります。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★ワカメの中華風和え物★

 戻したワカメと大根の千切りを合わせた、さっぱりしたサラダです。彩りのキュウリなども加えてください。醤油、酢、胡麻油蜂蜜少々を合わせたドレッシングです。野菜食堂の厨房の者はチョーコー醤油の「かけぽん」に胡麻油を足して使うとちようどいい味になるといっています。世間ではこれを手ぬきといいます。

 

 

 『持続可能で平和な
エネルギーの未来』

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
高木仁三郎さん
「Right Livelihood賞」
受賞記念講演禄


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。


八百屋オヤジ
ひとりごと

 停電の夜は、ディナータイムのすべてが入ってしまうと手も足も出ない状態になってしまいますので野菜食堂は休業しています。それでも途中から停電した場合はローソクの灯りで食事をしていかれるお客様もいて「たまにはこういうのもいいよね」といっています。「たまには」がいつまで続くのかが不明なので不安ですが。昼間の停電では営業中。