週 刊 み さ と 屋

宅配メニュー&ニュース

3月21日

<週刊みさと屋通信・生産者からの便り>
2011.no.11

■原発が安全に止まることを今週もまだ祈っています。

 今日も路地できれいな花が咲いています。太陽の光で育つ花たちも、畑の野菜たちも、空から降ってくる物に対してはまったく無防備です。雨は大事な恵みです。でもその雨が放射能を帯びていたらどうでしょうか・・・・・。  チェルノブイリ原発事故の後で放射能を帯びた死の灰が日本の食卓にも上がりました。農産物は無防備です。原発と農業は共存できないのです。福島原発だけでなく東海地震が予想されているその震源地でたいへん危険な浜岡原発が現在も動いています。

■海産物の変更

 突然みさと屋のワカメが高価なものに変わってしまったので驚かれた方もいると思います。量が多いのでたいへんな値上げということにはならないのですが、たいへん申し訳ありません。みさと屋が25年間おつきあいしてきた海産物生産者の三陸水産か連絡が取れない状態が続いています。津波被害の福島県いわき市の生産者です。

■野菜食堂のかんたんレシピ

★れんこんボールと野菜の煮物★

 先々週に載せたレンコンボールが鍋の中でしたのでどれが何だかわからないというご指摘をいただきました。今週は皿に盛って写真を撮ってみました。

1.レンコンをすりおろして水を切り、歯ごたえのためのみじん切りも混ぜます。
2.豚の挽肉、炒めたタマネギのみじん切り、卵、片栗粉、おろし生姜、醤油と酒少々を混ぜて団子にして油で素揚げにします。
3.大根、椎茸などといっしょに鰹ダシ8、醤油1、みりん1、の割合の煮汁で煮込みます。汁の濃さはお好みで。

■先週もお弁当のご注文

 年度末を控えて、お弁当のご注文がたくさん寄せられるようになりました。配達の相談もさせていただいておりますので、ぜひ電話にてご相談、ご注文をお願いします。650円から。

野菜食堂

 野菜食堂の日替わりのランチメニューの例です。この品数で778円。夜の 営業では少しボリュームアップして945円です。玄米と胚芽米があります。


■お持ち帰り弁当

 写真は特別なご注文で調製した1200円のお弁当です。ご会合などにご相談のうえ注文してください。


八百屋オヤジ
ひとりごと

 事前に坊主にいうと「来なくていい」というに決まっているということで、母は黙って浅草の駅で坊主を迎えました。父も行きたかったのですが、まだ余震が続いていたので一家全員が帰宅困難者になってしまうことは避けようということで自宅で待機していました。福島から帰る東武電車は正常に動いたのはこの日曜日だけで、翌日からは停電の影響でまた福島までの足は無くなってしまったので、まさにこの日だけというタイミングで無事に帰還したことになります。坊主は母が入念に作った鶏のから揚げを食べて「最高にうまい」と満足、みさと屋の地鶏もも肉の味と母の腕の両方がいいことを再確認したのでした。停電が行われるようになり、野菜食堂は場合によってはローソクを灯しての営業をしています。仕入れに行く道路は真っ暗で恐いくらいですが、譲り合って走行するクルマが増えたような気がしています。悪いことばかりではないと思いました。

 『持続可能で平和な
エネルギーの未来』

 みさと屋の藤川が作った高木仁三郎さんの講演録です。原子力というエネルギーがなぜ人間の生活と共存できないものなのか、未来のエネルギーはどのよにするべきなのか、わかりやすく解き明かした小冊子です。ぜひ今この機会にお読みください。みさと屋ホームページでも公開中です。
『持続可能で平和なエネルギーの未来』
高木仁三郎さん
「Right Livelihood賞」
受賞記念講演禄