カナンの園 岩手県一戸町

1999 8月 奥羽教区高校生修養会

 パン工房の入り口。
 とっても素敵でしょ?

 中では軽い食事も出来ます。
 工場内部の様子。
 たくさんの大きな機械がありました。
 
 みんなで生地をこねて、好きな形のパンを作っています。ここの生地は生のイースト菌を使っているので、すごく弾力性があるんだって。
 今度は出来た生地に、卵黄をぬっています。さっと表面をなでるぐらいでいいそうです。
 オーブンにいれて、いよいよ焼くぞ!
 やけどをしないように、気をつけてね☆

<高校生の感想文より>

『求道生活』 一関教会  Y・Sさん

 高校生は開いた社会にいるようで、
実際の所閉じた社会にいるように思われる。
頭の中でわかっていても、一人前になれ
ない自分がそこにいるのだ。
 言葉と行動が伴わない矛盾した生活。
学校での学びや、報道による、多々の
情報の中に左右されやすい自分の思想。
部活をさいて行ってはいるものの、日曜
礼拝の度に感じさせられる、神の愛に
対する感謝の薄さ。
 自分自身を好きになれないという状態
にあり、全てが否定されてしまいそうな
思い。
今、素直に思う本当の気持ちだ。
 しかしこのような中にあって、自分を
キリスト教に引き止めているものがある。
 それは何なのか分からない。まして、
今の自分ではそれが何であるかを見出す
ことはできない。だがそれは、確実に存在
しているのだ。
 





 唯一、神に対して常と思う感謝がある。
それは「人との出会い」を与えてくれる
ことだ。
 あたり前のようで、とてもありがたい
ことだと思う。良き仲間が増え共に楽し
み、その喜びを共感する。人との触れ
合いの過程に生まれる温かさに、感動
せずにはいられないのだ。人と人との
関係は、常にこのようであってほしい
ものだと願いたい。
 出会いはうれしいもの、別れは悲しい
ものと、とらえてしまうところをあえて、
出会いがあるから別れがあるのだと、
喜ぼうではないか。
 このような機会を与えてくれた神と、
共に過ごしてくれた全ての人々に感謝
の意を表したい。
 ありがとう。

          
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     パンが焼けたよ