最近の私
＜白河での生活＞
青森・浪岡伝道所を後にして、新しい場である福島・白河教会へと引っ越しました。
この数ヶ月はとにかく辞任にまつわる準備や仕事に追われていたので、連れ合いも私もあまり次の赴任地への予習や期待・・というものを持ちにくいような状況でした。
まずは「辞任すること」が最大の務めだったのです。
実際に白河へ引っ越して新しい生活が始まり、青森とはまた違った時間やリズムが流れています。
教会は年齢層が私たちよりも高い方ばかりで、とてもかわいがっていただいています。
会員には100歳の方もいらして（！）、昔のキリスト教のお話を聞けることも最近の楽しみの１つです。彼女は私の母校の大々先輩で、おまけに私が子どもの頃に住んでいた登米にも数年お住まいだったとか！ 歳の差70歳を越えて、二人で話に花が咲きました。
牧師館は古いながらも快適で、「おうちに帰ろう♪」と思えるような住まいに感謝しています。
こんな生活は、本当に何年ぶりでしょうか。毎日が優しくもやわらかに過ぎていきます。ひとときまた仕事が増えるまでの間、この静かな幸せを味わいたいと願っています。
でもふと思うのです。この白河での小さな幸せは、きっと浪岡での10年の後だからこそ実感出来るのだろうな・・と。
もしも20代の時に白河だったら、物足りなかったり寂しかったりしたかもしれません。30代の今は、少し疲れもあったので本当にベターな時期に新しい場が与えられました。
浪岡での出来事も、まるで初恋のように時々淡く切なく思い出す日々。
「神さまのなさることは、その時にかなって美しい」・・との思いを深くする春満開のこの頃です。
〜竹佐古真希〜