9月12日週報より
●牧師報告●
田沢湖畔で行なわれた奥羽教区教職宣教セミナーに、北海教区から 日向恭司先生(手稲はこぶね教会牧師)が参加され、その帰りに浪岡伝道所に一 泊してくださいました(わたしは、東奥義塾での授業に重なっていたので、同セ ミナーは欠席しました)。サムエル記の学びが始まった聖研祈祷会にも出席して くださいました。
日向先生とわたしは同じ年に牧師になり、新任教師を対象に行 なわれる教団主催のオリエンテーションで初めてお会いしましたから、もう7年 も前の出会いということになります。当時、教団の教師委員を務めておられた浅 見定雄先生の発案で、急遽統一協会問題の学習会がもたれ、体験者として証言し たのがわたしと日向先生だったのです。その後は連絡を取り合うことすら全くな かったのですが、今年の初めころからわたしのホームページの「掲示板」に書き 込みをしてくださるようになり、わたしが2回ほど札幌にお邪魔した時には教会 に泊めていただくほど仲良しにさせていただいています。
札幌で日向先生にお会 いした時、やはり札幌に住んでおられるMさんをご紹介したのですが、 何とMさんはこの秋から手稲はこぶね教会を会場に英会話教室を開かせてもら うことになったようです。出会いの不思議さを感じさせられています。これから の交わりも楽しみにしています。
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追記:文中に出てくるMさんは、弘前学院大学在籍当時、よく浪岡伝道所に来 られていた方です。学生YMCA主催の「インド・スタディキャンプ」にも参加さ れ、卒業後は札幌の語学専門学校に入学、そこを卒業した現在は一児の母として 札幌にお住まいです。
札幌にお邪魔して日向さんの手稲はこぶね教会に泊めていただいた折、北海道大 学の汝羊寮の聖書研究会に出る直前までの約1時間、Mさんと久しぶりにお会い したときに、一瞬だけ紹介したのが日向さんでした。
その後、Mさんが子ども向けの英会話教室を開くに当たり、日向さんが名乗り をあげてくださって、今回の結果となったようです。
人と人とがつながりを広げて行くダイナミズムに、驚くやら呆れるやら。
その目撃者にさせてくださる神様のはからいに「粋なんだからこのこのぉ」とい う気分です。
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9月5日週報より
●牧師報告●
八甲田伝道所を会場に、「八甲田伝道所農村センター運営委員会」が開かれました。実際には準備に不十分な所があり正式な運営委員会とはなりませんでしたが、営農の危機に瀕する沖揚平にあって農村センターがどのような働きをなすべきかについて、熱心な議論が行なわれました。
沖揚平における農業は年々厳しさを増しており、「今年限りで離農しなければならないのではないか」という緊張状態におかれています。事実、今年度のはじめには3世帯の農家が離農せざるを得ませんでした。そのような状況にあって、どのような働きが沖揚平を再生させるのに有効なのか、慎重かつ緊急に検討しなければなりません。
そのような議論の中で、昨年度は結局実施することができなかったリンゴ販売を、今年度は再会する目途が立った旨、報告されました。なし得る限りの協力をこころがけたいものです。
さて、先週は嬉しい来客が相次ぎました。ひとりは、わたしが牧師になる勉強をするために東北学院キリスト教学科に入学して知り合ったSさん。今年の4月からルーテル同胞教団の牧師として盛岡市に赴任されています。以前にも2度来て下さいましたが、夏休みを利用して訪ねてくださいました。
また、弘前大学YMCAのメンバーだったSさん。弘前大学を中退後ジャーナリスト養成の専門学校に入学され、現在はフリーライターとして働いておられます。今回は、お年寄りが持っておられる民間療法の知恵を訪ねるという『週刊プレイボーイ』の取材途中に立ち寄ってくださいました。
そして、真希の弟のNさん。浪岡で同居していた頃のアルバイト体験を活かし、現在は仙台市にてガソリンスタンドのお仕事をされています。3人それぞれの現在を見るとき、この教会に招かれて以来、確実に時が流れているのだなあ、と実感いたしました。皆さんのご健勝を祈りたいと思います。
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追記:昨年は色々な方々から問い合わせをいただいたリンゴ販売でしたが、業者とのトラブルから結局は実施できなかった旨、ようやく正式に報告をいただきました。今年は再開できる見通しとなったようなので、詳細は後日に改めて連絡させていただきます。
偶然同じ日に浪岡に集まったS君・S君・N君の3人ですが、不思議なことにわたしも含めてみんな「中退」経験者でした。それまでの生活を断念する所から今の自分が始まった、という点で共通しているのです。
それぞれの中退決断の時に、わたしも関わらせていただいた3人ですが、そこから新しい歩みを始めて、いまやそれが結実している姿を見せられると「牧師やってて良かったなあ」という気持ちになります。
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8月29日週報より
●牧師報告●
松本サリン事件で命を落とした青年の家族が、何者かによって拉致 されるという事件が起こりました。この家族はオウム真理教を相手取って 損害賠償を求める民事裁判を闘っていますが、死亡した被害者の妹を拉致した人 物は、裁判を中止することを求める脅迫を行なったそうです。誰が何の目的で行 なったことなのかは未だ不透明であり、安易な「犯人探し」はかえって混乱を招 くだけという気もします。
ですが、方法の残忍さに怒りを禁じることができませ ん。家族の一員が突然殺害されただけでなく、その出来事を巡って別の家族が誘 拐・脅迫されるという出来事の異常さに慄然とする思いです。脅迫は、電話によ るものだけでも、それを受ける人に相当な恐怖感と深刻なダメージを与えるもの です。
それだけでなく、周囲の人々にも混乱と恐怖を植え付け、まるでその問題 について語ってはならないかのような圧力を加えることになります。夏休みが終 わって東奥義塾での授業が再開されましたが、生徒たちの間では早速「弘前市内 を徘徊するワラビ餅の行商はオウムではないか」というウワサが流れていました。
ウワサは、確証がないだけに、増幅されて変容されて拡大します。正体の分から ないものを警戒するのは当然ですが、それがいたずらな恐怖を煽るだけに終わっ ては、かえって危険を招きます。とにかく事件の推移を見守りたいと思います。
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追記:この事件、いろいろな要素から「公安の自作自演ではないか」という気が していましたが、そういう見方も少なからずあるようですね。とにかくカルト問題に対する不安を増幅する結果になってしまっているのは間違いないようです。
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8月22日週報より
●牧師報告●
静岡県御殿場にある東山荘において開催された学生YMCA 「夏期ゼミナール」に、講師のひとりとして参加しました。北海道から九州まで、 各地に点在する学生YMCAの現役メンバーと卒業生30名余りが集い、二泊三 日で「同性愛者差別に見る人権問題」と「カルト問題に見る価値観形成(および 解体)」について学びました(後者はわたしが担当しました)。
片道1000キ ロ近いドライブで心身ともに疲れましたが、集った学生たちのバイタリティによ って、こちらまで元気を分けてもらったような気がします。それぞれのスタイル で自分の価値観を問い直し、新しい時代を生きるための「生き方」を懸命に模索 している様子に、わたしの方が励まされる思いでした。
また、もう一人の講師で あるH牧師と初めてお会いしました。Hさんとは電子メールによるお付 き合いをさせていただいていましたが、直接会ったことはなかったのです。初対 面なのに良く知っているという、不思議な気分でした。またYさんにも 久々にお会いし、再会をお互いに喜びました。その他、何度か浪岡にも来てくだ さっている学生たちとお会いし、初めて出会う人々もたくさんいました(そのう ちの二人が、浪岡まで一緒に来て下さいました)。この夏最大の峠であった夏期 ゼミを喜びのうちに終えることができたのは感謝です。
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8月15日 浪岡伝道所週報より
●牧師報告●
東北地区学生YMCA(NSCF)の集会に出席して、宮城県の唐桑町に行って来ました。『森は海の恋人』などの著作で知られる畠山重篤さんが経営するホタテ貝の養殖場を見学しながら、獲れたてのおいしいホタテをたくさんいただきました。そして、わたしたちの大切な食料である魚介類を育む海が、プランクトンを通じて、陸上の森林資源と密接に関わりあっている様子を教えられました。
「海がきれい過ぎてもプランクトンは増えない。プランクトンが増えないということは、それを食料にする魚や貝が増えないということです。たくさんの養分を運ぶたくさんの川が流れ込んで、初めて海は豊かになります」と語る畠山さんの言葉を聞き、ふとわたしたちの社会のことを思いました。同じような人ばかりが集う社会は、秩序と美観を保つのには楽かもしれないけれど、豊かな社会とは言えません。いろいろな人々が流れ込み、複雑に出会う中で「共に生きる」ことを目指すからこそ、わたしたちの社会も豊かになり得るのだろうと思います。
(ホタテを思い出すと心が豊かになる 竹迫之)
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8月8日週報より
●牧師報告●
先週は、思いがけない訪問者が相次ぎました。 まず、盛岡で保父さんになるための勉強をしているSさん (弘前西教会)が、お友達と一緒に遊びに来て下さいました。
その直後、西教会のI牧師の運転するクルマで、わたしの 前々任牧師に当たるS両牧師夫妻がお訪ね下さい ました。この4月にS先生が日本基督教会に転籍され秋田に 任地を定められたので、とにかく一度は懐かしい浪岡へ、と 願っておられたのだそうです。浪岡在任中に生まれたお子さんも、 今では中学1年生です。日帰りなされるとの事で、大急ぎで皆さんをIさん・Sさん・Yさん・Kさんのお宅にご案内しました。 みな懐かしがって、短い滞在が悔やまれる思いだったようです。
このように嬉しい出会いが続いた一方で、ニセ募金活動の最中と 思われる女性のT協会員が訪れました。暑い中の外回りで 疲れ切っているのに、無理に浮かべる笑顔が痛々しく感じられました。 車イスのカタログを片手にハンカチを売りつけようとします。 「それはT協会の活動でしょう」と言うと、さっと顔がこわばり、 「何を言っているのか分かりません」と言って逃げてしまいました。
13年前の夏、わたしも同じようにして活動し、「T協会でしょう」と 言われて逃げたものです。わたしは幸運にも事故で片足を骨折し、 それが脱会のきっかけになりました。そのような「幸運」が彼女にも 訪れるでしょうか? カルト問題の相談が相次いでいます。どれだけの 家族が傷つき引き裂かれているのでしょうか。
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