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●屋根の上のヴァイオリン弾き
(1971年 172分)
 タイトルはとっても有名ですが、今までまったくその内容を知りませんでした!
 大学の講義でユダヤ人の音楽や歴史にちょっと触れようと思って、たまたま観たの。そうしたら素晴らしい作品と、そしてユダヤ人の苦悩の歴史に出会い感嘆させられました! 
 私たち日本人は、ついつい欧米文化への畏敬の念や憧れを持ってしまいがちですが、「ヨーロッパの光と影」のような部分として、ユダヤ人の歴史をどのぐらい分かっているのでしょうか。
 今まで私は、全くと言っていいほど無知であったし理解していませんでした。もちろん第二次大戦中のホロコーストは知っていましたが、それのみが特化された出来事ではなく、そこへ至るまでの長い差別の歴史がヨーロッパのキリスト教社会の中で、確実にあったのです。

 登場人物は、ロシアに住むユダヤ人で牛乳屋のテビエとその一家、そしてアナテフカという小さな村のユダヤ人たちです。 ずっと貧しい生活を余儀なくされてきたユダヤ人たちの、苦しい中にも信仰とユーモアとたくましさを失わない生きざまが心揺さぶられます。
 2本組みで長編ですが、ぜったいお薦め♪
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