学生YMCA  
ヤング・シニアの会のお知らせ


 みなさん、こんにちは。
「という訳で!!、みなさん会って想いを、近況を、これからのことを分かち合いませんか?」というお誘いの四ツ谷から横山です。

以下、福田奈里子さん、新林智子さんが中心となって企画をしてくれました「学生YMCAヤング・シニアの会」(注:本文中にある通り、「ヤング」と言っても年齢制限なし。)の案内です。

どうぞよろしくお願いします!!

当日のフォトスナップは→こちらへ

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シニアの皆さん!おげんきですか? 
さて、この度、学生YMCAシニアの有志によって、下記のプログラムを企画致しました。
学Yでも賛助会制度など新しい取り組みが行われています。これを機にシニアとなってから久しく学Yにも顔を出してないなーと言う人も、学生時代から継続して関わってきている人も一堂に会し、私たちの生き方に少なからず影響を与えた学Yでの学びの「振り返り」と、これからの「元気付け」ができるプログラムを持ちたいと思います。
皆さまの参加をお待ちしています。


日 時:4月8〜9日(土・日)  1泊2日

場 所:東京 在日大韓YMCA(JR水道橋駅より、徒歩10分)
 東京都千代田区猿楽町2−5−5
  п@03−3233−0633

対 象 :学Yヤングシニア(ただしヤングといっても年齢制限なし)
 20〜25名ほど

<条件> *学Yで得たものを日常(生活・現場)の中で還元したい
       …またはどうしたらいいんだろう…と考えているシニア。

 *学生も参加可(テーマに関心ある人、積極的に勉強したい人ドシドシどうぞ!
  ただし学生のための特別なフォローはできないことを覚悟してください)

リソースパーソン  武藤 一羊 氏 (ピープルズプラン研究所共同代表)

参加費:13000 円 

◆プログラムの目的
 ・社会人として日常の中で、学生YMCAの経験を生かしつつ生活をしているシニアの近況報告・情報交換。

 ・賛助会制度をはじめとした学Yの現在の動きについて理解を促進し、シニアのネットワークを全国規模で展開するきっかけづくり。

 ・日本の社会運動の歴史を包括的に学び、これからの運動をになう世代としてその歴史に学びつつ新しい運動の方向性を模索する。


◆プログラム・スケジュール

*4月8日(土)
14:00 集合・開会礼拝
      おしゃべりから始まる… 近況報告&情報交換

17:00 リラックスタイム 『沢 知恵 コンサート』♪♪♪

19:00 夕 食
  学Y情報のコーナー …しながら飲み会

*4月9日(日)

9:30 講演   『日本の運動の歴史と方向性』              
          武藤 一羊 氏   & ディスカッション

12:00 昼食

13:00 感想のシェアと今後の計画(?!)

15:00 閉会礼拝

♪「沢ともえコンサート」と「講演」は部分参加も可能です。どなたでもお越しください。♪
「沢ともえコンサート」は「こころをうたう」と題して、日本クリスチャンアカデミーの主催で、学生YMCAは企画・運営に協力しています。日本の青年キリスト教運動の担い手となる若者がコンサート運営、コンサート参加を通して「こころ」を取り戻し、分かち合うことをねらいとしています。

 沢さんファンも、まだ触れたことのない方も、是非是非、ご参加ください。
 沢 知恵公式サイト:http://www.comoesta.co.jp/
 

<リソースパーソン紹介>

  1931年生。原水禁運動、ベトナム反戦運動などに参加、1973年アジア太平洋資料センターを設立、95年まで代表、共同代表などをつとめ、ピープルズプラン21などでアジアでの民衆運動のネットワーキングに携わる。
1982−96年ニューヨーク州立大学社会学部教員。1998年ピープルズプラン研究所運営委員。
著書(参考文献) 戦後日本国家という現実 (れんが書房新社)
            ヴィジョンと現実 (PPブックス)


参加申し込み方法 : 下記参加申込書をFAXまたはメールにて 日本YMCA同盟事務局へお送り下さい。
               日本YMCA同盟 協力部 (横山宛)
               FAX 03−5367−6641
               п@03−53676640
 

<このプログラムに期待すること>          

プログラム・コーディネーター  福田奈里子 (活水Yシニア)

  学Yを現役学生としていったん卒業し、社会人(学Yシニア)として生活する上で、学Yでの経験が自分にとってどれほど大きな物であったかを痛感している毎日です。
それは、「古き良き学生時代」を思い起こして「あの頃は良かった。」と懐かしむなんて事ではなく、日常の中でどのように学Yで学んだことを実践していけるか(いけてるのか?)、様々なチャレンジにぶつかったときに、それとどう向き合ってゆくのか(向き合える力があるのか?)と自問自答を繰り返す上で、それでもやっぱりこれだけは大事にしたい!という、いくつかの事柄がありそれらはすべて学Yで与えられた物であることに気付かされ、また勇気づけられている、という感じです。

 個人的には、今、山梨で移住者の人権活動をやっているオアシスというNGOで活動をしているのですが、そこで目の当たりにする現実に取り組む中で、学Yでの経験が非常に大きな助けになっていることを感じています。(目の前の問題と「自分」のつながり、アジア・第三世界という視点から見た日本の社会、問題解決に向けての具体的な行動というプロセスに向かう姿勢など)その中で、「学Yで育てられた者」として、日本の社会を変えていこうとする人々の運動に連なることの意味を問うことがあります。

思いつくことは、

1.「人を育てる」事をその運動の中心にして(育てられて)きた学生YMCAを今度は私たちが支える番が来たということ 

2.日本の社会運動そのものを担う者として何らかの役割があるのではないか、ということです。

 そんなことを考えつつ、数年ぶりに学Yに再び関わりはじめ、同じ世代の若手シニアたち数人で話し合いを持ったところ、同じように、日々の生活の中で思い悩みつつ(?)学Yでの経験の振り返りをしていることを知り、若手シニアの集まりを持とう!ということになりました。企業に就職したり、NGOで活動をしたり、それぞれの形で社会生活を送っているシニアにとって学Yの経験をどのように現在の学Yや社会に還元するかということは大きな課題のようです。それらを考えて、実践していく作業を一緒にやってみたいというのが、一つ目の期待。

もう一つは、「運動の歴史」を知ることです。これは昨年11月にインドで開かれたWSCF―APの女性総会でアジア・太平洋地区の女性たちの運動の歴史を60年代からさかのぼって学んだ事がきっかけになっています。自分たちも歴史の一部なのだということを気付かされ、とても勇気づけられたし、これから私たちはどのように歩んで行きたいのかを自分たちの言葉で語る事のできた印象深い会議でした。

そこに一緒に参加していた新林さんと話しながら、日本の「運動」がどういう歩みを持ってきたのかをほとんど全く知らない事に気付き、60・70年代の学生運動の総括も含め、日本の学生・市民運動の歴史を知りたいと思うようになりました。
私にとっては、この手の「運動」という言葉を使うことが(正直言って)すこーし躊躇するというか、あんまりまだ自分のことばになっていないような気がするときがあります。
でも、オアシスでの活動や学Yを通して、またWSCFの会議を通して、これまでもそしてこれからも、時代や社会状況の変化と共に、人々の「動き」も、その形や現れ方を変えながら、続いて行くのだということを、希望を持ちつつ思うようになりました。
だからこそ、ここで、これまでの運動の歴史に学ぶ時が来ているような気がします。その中で、聖書を基本として、出会いと学びを与えられてきた私たちが果たすべき社会的な役割が見えてくることを期待しています。

 

 

このページの作成者:竹佐古真希(東北地区共働スタッフ)
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