カナダB.C.州で、オオカミ狩り解禁
Vancouver Sun (2003/3/7) の簡単な訳:

 BC当局はMuskwa-Kechika野生動物管理地域(630万ヘクタール;ロッキー山脈北部)でオオカミハントの規制を大幅に緩める計画案を持っている。現在(2002−2003年)ハンター一人当たり1年に3頭までのオオカミを捕ることが許され、1月15日から8月1日までは禁猟(オオカミについて)であるところを、一人当たりの頭数を10頭までと3倍以上に増やし、1年を通していつでも獲れる(銃猟、わな猟)ものとする計画である。これに加えて、年間120平方キロメートルのやぶを焼いて草地を広げ、エルクやマウンテインシープ、カリブー、ムースなどを増やしてハンターに便宜を図ろうというものである。この地域にいるオオカミの頭数は850と推定されるが、このうち4分の1を殺そうというものである。先月には13頭のオオカミに不妊手術が施されるなど、実験的にオオカミ頭数規制がされているが、当地域の野生動物管理担当のA.Ackerman の意見ではオオカミの頭数を自然に任せることは不適当であるという。
 この計画案について、専門家のP.Paquet は、この計画は時代遅れのものであり、ハンターのためにシカを増やそうというためだけのものであるとして反対している。また、オオカミの不妊手術はかれらをゆっくりと殺すものであり、これが、野生動物管理のための実験だとしたら、狩猟の大幅規制緩和によって実験動物とされたオオカミも殺される可能性もでてくるとしている。
当局は、エルクなどの頭数を増やすために狩猟制限をするなどの計画は考えていないようである。

 野生生物管理計画に関してコメントしたい人はPierre Johnstone(生物学者、ministry of water,land and air protection)宛にどうぞ。

住所:400 10003-110th Ave., Fort St. John, B.C. V1J 6M7
電話番号:(250)787-3332
ファックス:(250)787-3219、
メール:pierre.johnstone@gems1.gov.bc.ca


メール送った返事は以下の通り。
内容が何であれ、同じ返信が返ってくると思われます。

 Thank you for your comment, if you wish to learn more about the Draft
Muskwa-Kechika Wildlife Management Plan, it can be found at the following
website:

http://srmwww.gov.bc.ca/rmd/lrmp/mk/mk0301/wildlife.html

Pierre Johnstone
Wildlife Biologist
Peace