「子ども、学校問題」意見交換、交流掲示板


 No.4(99.2.3 03:45)
名前  
塩谷 晃一
タイトル  
Re: 校長の権限強化、影響は広範囲
本文  
>さて、校長先生の権限が強くなって、影響(被害、ですかね?)
>も広範囲に渡っているようです。
> 例えば、障害児の障害児学級(擁護学校ではなく)では、
>学校長によってその違いが歴然とする、というのです。
こういうことは大いにありうるでしょうね。
まあ、ここに「学校運営協議会」を設置することで、
親の言い分も聞こう、というのでしょう。
しかし、これまでもPTAの学校の「御用聞き」が、
校長のそれになるだけの話、ということも考えられます。
 また、最近の動きで、東京都のPTAの「連合組織」の
総会で、PTAの運営から学校を切り離した「父母会」にする
動き(決議)があったようです。これが「学校運営協議会」
の設置と何か呼応したものかどうなのかちょっと分かりません。
 少なくても、父母が学校に相当の「不信感」をもっている
ことは事実のようです。ただ、これが「教育委員会」の手先で
「告発」ばかり始めたら、それこそ子供たちには不幸なことです。
 求められるのは、建設的な提案のできる「父母と市民」の
会、一般教員の会がそれぞれ主体性を持って活動し、密接に
連携を保つ、という方向が模索されるべきだと思います。
 「障害児」と「健常児」を同じクラスで学習してもらう、
というのは、今の子どもたちの現状を考えた場合、取り組ま
なければことだと思います。これも20人程度のクラス規模なら
非常に有効な教育環境になるのではないかと考えます。
「早塾」や「お受験」、また家庭環境によって「学習障害児」
などという定義も出ていています。これもどこかで選別して
ケアしようとの話もボランティアの教員から伝わったきています。
 「選別」「効率化」ということでしょう。
 また、「総合学習」「グループ学習」「習熟度別」という形の
選別もチェックが必要だと思います。
 さらに問題は、こういう「選別」「効率化」が学校長の権限
の下、「父母」の支持を受けてしまうことも考えられます。
 いろいろ大変です。
 練馬区の場合は「給食のおばさん」をどうするかあたりで、
学校運営の「効率化」問題をしっかり理念化しておかないと、
さまざまな弊害が出てくるように思われます。
 これは、学童クラブについても当てはまるのはないでしょうか。
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