奴らには爆弾を食わせとけ

イラクで子どもの栄養失調が倍増
ガーディアン紙
2005年4月14日
ZNet原文


ジュネーブに本部を置く国連人権委員会の報告は、イラクの子どもたちはサダム・フセイン政権下での方が現在よりも良い状態にあったと結論した。むろんこれは、ジョージ・ブッシュやトニー・ブレアと同じように、我々がはるか上空から頭上に爆弾を投下し、町を破壊して病院と学校・発電所を爆破する方が、子どもたちは良く育つと誠実に信じている我々にとって、大きな痛手だった。

今や、どうやら、米軍主導のイラクに対する軍事攻撃は、イラク人の若者たちの生活水準を改善するどころか、どういうわけか、栄養失調に苦しむ5歳未満の子どもの数を倍増させてしまったようである。サダム政権下で、5歳未満の子どもの4%が飢えていたが、昨年末にはほとんど8%近くが飢えに苦しんでいた。

「軍事力により中東の子どもたちの状況を改善する」省に勤める我々全員にとって、前回米英がイラクの子どもたちの状況を改善しようと行なった企てが失望に終わったこともあるため、こうした結果はさらに気落ちさせる結果となっている。例えば、イラクに歴史上最も過酷な経済制裁を加える政策は、子どもたちの状況を改善することに完全に失敗した。1990年にその経済制裁が強制されて以来、5歳未満の子どもの死者数は、6倍近く増えた。1995年までに、約50万人近いイラクの子どもたちが、彼らを助けようという我々の企てにより死亡した。

その一年後、当時の米国国連大使マドレーヌ・オルブライトは、その事実を飾り立てようとした。テレビのインタビューアが、イラクでは経済制裁のために広島でよりも多くの子どもたちが死んだことを指摘したとき、オルブライト夫人は次のように答えた:「代償は払うに値したと思う」。この言葉は名高い。

けれども、ジョージ・ブッシュはそう考えなかったようだ。そこで彼は、かわりに子どもたちを爆撃するという考えを思いついた。さらに、爆撃するだけでなく、父親を拘束して拷問し、母親を侮辱し、検問所から彼らを射殺することを思いついた。しかしながら、そのいずれも、良い効果をもたらさなかったようだ。イラクの子どもたちは、よりよい栄養状態になることも、健康になることも、死ににくくすることも拒否した。本当に困惑させられる事態である。

それゆえにこそ、「軍事力により中東の子どもたちの状況を改善する」省に勤める我々は、皆さん----一般の人々----からアイディアを募集する。もし皆さんが、イラクの子どもたちに適用してこれまで失敗してきた以外の軍事的技術を思いつくならば、緊急に知らせて欲しい。現在の指導者のもとで、イラクの子どもたちが抱える問題に対する軍事的解決に投入する予定の資金に上限はないことをお約束する。

英国では、現在、貧困ライン以下の暮らしをしている子どもたちが360万人いるかも知れない。米国では1290万人である。いずれの場合も、政府はその状況を変える予算をびた一文見つけだす見通しはない。けれども、もちろん、この代償が払うに価するものであることは確実である。ジョージ・ブッシュとトニー・ブレアがイラクの子どもたちの生活を改善するために、爆弾と弾薬、弾丸に費やすお金を捻出するためなのだから。これには皆さん納得なさるだろう。

テリー・ジョーンズは映画監督、俳優、モンティ・パイソンの出演者。彼は「テリー・ジョーンズの対対テロ戦争」の著者。
www.terry-jones.net


ファルージャ2004年4月ブログ」との同時掲載です。

辺野古で米軍基地建設のボーリング反対運動に昨年から参加している漁民のひとり(山城善勝さん)は、「あの沖縄戦がおわったとき 山は焼け 里も焼け 豚も焼け 牛もやけ 馬もやけ 陸のものは すべて焼かれていた 食べるものと言えば海からの恵みだったはず その海への恩がえしは 海を壊す ことではないはずだ」と語ったそうです。

日本政府・那覇防衛施設局は、来週、ボーリング強硬を決めたとの連絡が入ってきました。

いくつか、できることの案内をいただきましたので、紹介します。辺野古へ支援に行くこと、カンパも募っているそうです。

●抗議の声を届ける
○防衛庁・防衛施設庁への抗議行動
 毎週月曜日午後6時30分より防衛庁正門前(JR「市ヶ谷」駅7分)
・那覇防衛施設局(〒900-8574 那覇市前島3丁目25−1)
Tel 098-868-0174  FAX 098-866-3375
・防衛施設庁(〒162-8861 東京都新宿区市谷本村町5−1)
 Tel 03-3268-3111(大代表) Eメール info@dfaa.jda.go.jp

●4・16集会に参加する
○名称:(サ ブ)ジュゴンとサンゴの海を守ろう
    (メイン)沖縄に新しい米軍基地はいらない集会&コンサート
○日時:4月16日(土)デモ集合(会場)13時30分 出発14時
            ステージ開場15時 開会15時30分
○会場:上野水上音楽堂(「上野公園」野外ステージ)
    JR・地下鉄日比谷線・銀座線「上野」駅2分、京成線「京成上野」駅1分
○入場料:前売800円(前売り券を発行) 当日1,000円
○主な内容(デモ?集会?コンサート)
 訴  え《》沖縄辺野古現地より平良夏芽さん(平和市民連絡会)
       その他韓国・日本各地(横田・座間・横須賀等)から
 アピール《》辺野古海上阻止行動参加者、労働団体、環境団体等
 コンサート《》月桃の花歌舞団/知念良吉(ブルース&島唄)/海 人(エイサー)
 /花&フェノミナン(バンド)/ノレの会&フレンズ(韓国の歌)
○呼びかけ
辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会〉
〈沖縄選出国会議員〉照屋寛徳/糸数慶子/喜納昌吉/赤嶺政賢/  東門美津子/大田昌秀 (順不同) 
○問合せ先:辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
TEL090−3910−4140(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
TEL03−5275−5989(市民のひろば)

●関連情報:
ジュゴンの家
 http://www47.tok2.com/home/dugong/
北限のジュゴンを見守る会
 http://sea-dugong.org/index.html
沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、普天間基地の撤去を求める京都緊急行動
 http://monkey-no-base.hp.infoseek.co.jp/
沖縄に基地はいらない大阪行動
 http://www.geocities.jp/osakakoudou/
グリーンピースジャパン
 http://www.greenpeace.or.jp/

●カンパ
カンパ先: ヘリ基地反対協議会
カンパ方法: 郵便振込み
郵便振替番号:01700-7-66142
加入者名:  ヘリ基地反対協議会
呼びかけ:  海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会
 (略称:ヘリ基地反対協)
 住所:沖縄県名護市大西5-5-6 電話0980(53)6992
※通信欄に「海上阻止カンパ」と記載して下さい。激励メッセージもお寄せ下さい。


■講演会「民営化される戦争」−イラク戦争と軍産複合体
     現代の戦争を推し進める、産軍複合体の実態
日時 4月17日(日)
  13時30分開始 16時30分終了予定
会場 こどもみらい館(烏丸丸太町南東入)
   地下鉄「丸太町」駅より徒歩3分
   市バス「烏丸丸太町」下車徒歩3分
   TEL:075−254−5001(代)
   http://www.kodomomirai.or.jp/child/miraikantop.html
講師 本山美彦さん(京都大学大学院経済学研究科教授)
参加費 500円

1999年4月17日。インドネシア軍の手先の民兵団アイタラクのボス、エウリコ・グテレスが、マヌエル・カラスカラン邸を襲撃、そこに避難していた人々を虐殺した日です。襲撃前のラリーで、グテレスは、インドネシア軍司令官たちや政治支配者の前で「カラスカラン邸を襲撃せよ、逆らうものは殺せ」と叫びました。
益岡賢 2005年4月16日 

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