マイアミの国際評議会（IC）

WSFはさる６月２３〜２６日、米国のマイアミで会議を開いた。

１）世界情勢

　会議では、まず、米国外交の単独主義の増長、アフガニスタンとイラクでの帝国主義戦争、帝国主義間の矛盾の深化、それに加えて、長く続く不況の兆しといった世界情勢を分析した。
　一方ラテンアメリカでの政治的改革の動きはめざましく、とくに、ブラジルの動きは、２年前にWSF運動が起こって以来の大きな成果である。
　人々の運動は世界情勢の悪化にもかかわらず、前進している。２月１５日の世界的な反戦デモ、６月のエビアンG8サミットに対する巨大な抗議デモなどを挙げることが出来る。
　反グローバリゼーション運動と平和運動との関連づけるために、ネオリベラルなグローバリゼーションと軍事化と闘う共通のアジェンダが必要となった。

　以下は、ICでの基調報告のリストである；

Africa in Evian: if the G8 is meeting, it must be time to dignify NEPAD - Patrick Bond (English)
Ni guerra, ni libre comercio - Irene Leon (Castellano)
Pax Romana versus Pax Americana: Contrasting Strategies of Imperial Management - Walden Bello (English)
Tendances profondes de l'imperialisme et crise de leadership de grande ampleur - Francois Chesnais (French)
L'Union europeenne malade de l'atlantisme - Bernard Cassen (Portuguese) (French)

最後に以下の２つの会合での宣言文が紹介された。
Consensus of International Conference for Peace 19-21 May, 2003, Jakarta, Indonesia (Portuguese) (English)
Declaracion del I Encuentro Hemisferico Frente a la Militarizacion, Mexico
(Castellano)

２）２００４年ムンバイWSF

【大会プログラム草案】

午前；毎日４つの「パネル」と呼ばれるラウンドテーブルと討論形式の会合が同時進行の形で開かれる。その中の３つは参加団体自身が組織するもので、残りの１つはWSF組織委員会による。
午後；約２００の参加団体が開催するワークショップやセミナー
夕方；「コンファレンス」と呼ばれる大会シンポジウムと闘いの証言や訴え

【参加者数】

一般参加者は７５，０００人
ユース・キャンプは１０，０００〜１５，０００人

【大会の主なフォーカス】

帝国主義的グローバリゼーション
宗教的セクト主義、アイデンティティ政治、原理主義
カースト主義、人種差別、社会的排除
家父長主義
軍国主義、平和
大会の議題
軍国主義、戦争、平和
メディア、情報、知識、文化
民主主義、環境的及び経済的安全保障
排除、差別、尊厳、権利、平等

【その他】

１） 大会のコストを削除するため、英語だけを公用語にする
２） ファンドをどのように集めるか、などが話し合われた。

ヨーロッパ社会フォーラム
２００３年１１月１２〜１６日、パリ、サンデニ、フランス

パン･アマゾン社会フォーラム
２００４年２月８日　グアヤナシティ、ベネズエラ

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