国連  
「モンテレイ開発金融サミット+5」の開催について
2008年1月3日
 

 2000年9月、国連ミレニアム・サミットで「ミレニアム開発ゴール(MDGs」が採択されたが、これを2015年までに達成する手段と方法を議論するために、2003月4月、メキシコのモンテレイで国連開発金融サミットが開かれた。ここで、「モンテレイ合意」が採択された。
 今回、国連開発サミット+5が2008年末にカタールのドーハで開かれることになった。ここでは、モンテレイ合意の進行を点検することと、同時に、より複雑化したMDGsの達成のための新しいイニシアティブの策定を議論する。モンテレイ合意はミニマムな合意であった。ドーハでは、これを超える、特別な協定の合意が求められる。
 ドーハ会議は、ハイレベルの会議にする必要がある。
市民社会は、国連という政府レベルのプロセスに対して、世論形成に努める義務がある。
 ドーハ会議までの期間には、国連総会が開かれる。12月半ばまでにドーハ会議の議題などが決定される。
 市民社会はモンテレイと同様にオープンな準備プロセスを要求している。
 たとえば、
(1) ドーハ会議はサミット・レベルで国家首脳が出席すること。
(2) 市民社会を含めたすべてのステークホールダーが準備のプロセスに参加すること。
(3) 本会議前に準備会議が開かれること。
(4) 会議では、モンテレイ合意に基づいた合意文書、これまでの成果、追加の達成手段を明記した文書が作成されること。