イラク自衛隊派兵違憲訴訟  
『国側の第1回答弁書』
2004年5月

平成16年(ワ)第6919号 意見行為差止等請求事件
原告 北沢洋子
被告 国

答弁書

平成16年5月21日

東京地方裁判所民事第18部合2係 御中

  被告指定代理人
 
  宮田誠司
  石川さおり
  毛利深雪
  倉井信夫
  七種義幸  
  幸野哲也
  松下陽子
  原  進
  抱 慎二
  萬浪 学
  安藤 誠
  保坂益貴
  弓削州司
  中野滋明
  森広芳光
  松尾友彦
  荒 心平
  荻野 剛

(速達場所)
〒102−8225 東京都千代田区九段1−1−15九段合同庁舎
                     東京法務局訴務部民事訴務部門 倉井あて
                         電話 03−5213−1291
                         Fax 03−5213−1378
  

 被告は、本答弁書において、原告の金銭支払請求(請求の趣旨第4項)にたいしてのみ答弁する。その余の請求(請求の趣旨第1ないし3項)にたいする答弁は、本答弁書第2の求釈明に対する原告の釈明を待って行う。

第1 請求の趣旨に対する答弁

1 原告の請求のうち、金1万円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日から支払い済みまで、年5分の割合による金員の支払を求める請求を棄却する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
3 仮執行の宣言は相当でないが、仮にこれを付する場合には、
  (1) 担保を条件とする仮執行免除宣言
  (2) その執行開始時期を判決が被告に送達された後、14日経過した時とすること

を求める。


第2 求釈明

1 請求の趣旨第1項に関し、「派遣」の具体的内容を明らかにされたい。
2 請求の趣旨第1項に係る原告の訴えは、民事訴訟であるのか、行政訴訟であるのか、民事訴訟であれば、いかなる法的権利に基づき差止を求めるものかを明らかにされたい。
3 請求の趣旨第2項及び第3項に係る原告の訴えは、誰のいかなる法的権利又は利益が侵害されたとするか、明らかにされたい。
4 請求の趣旨第4項に係る原告の訴えは、原告のいかなる法的権利又は利益が侵害されたとするものか、明らかにされたい。

第3 被告の主張

   追って準備書面により明らかにする