DebtNet通信 (vol.3 #32)  
マダガスカルの債務帳消し
2004年11月28日


1) マダガスカルは、10月末に、HIPCsイニシアティブによる債務帳消し措置を受けた。その額は19億ドル(現在の純総額(Net Present Value)では8億3,600万ドル)である。マダガスカルはアフリカでも最も貧しい国の1つである。3人に1人の子どもは栄養失調であり、10人のうち3人の子どもは5歳以下で死亡している。

しかし、その後もさらに、年間5,000万ドルの債務返済をしなければならない。そして2006年にはその額は7,000万ドルになる。

2)2005年7月2〜3日、英国のエジンバラでG8サミット会議が開かれる。英国のOXFAM、CAFOD、Christian Aidなどで作っている「ジュビリー債務キャンペーン(JDC)」は、「Make Poverty History」のスローガンの下に、G8首脳たちが貿易、債務、援助などについて決定することを要求して、サミット初日の7月2日に同じエジンバラで巨大な、平和的なデモを計画している。