DebtNet通信(vol.2 #14)  
「イタリア政府の債務帳消し」
2002年5月18日
 5月28日、イタリア上院で、債務帳消しの「公正で、透明な仲裁プロセス(FTAP)についての円卓会議が開かれる。
 円卓会議の議題は、「途上国の対外債務帳消しについて、国際債務仲裁プロセスの提案」というものであった。
 HIPCsイニシアティブによる債務削減の遅れ、世銀自らが述べたように、またアルゼンチン危機が物語っているように、債務救済のための「新しい国家更正法(Insolvency)」 と「仲裁」のメカニズムについての提案が注目されるようになった。どのよにして、公正で、透明性のある、公平な解決が必要だろうか。
 南北のジュビリーが、FTAPという革新的な提案を行ってきた。一方、IMFは、ワシントンで開かれたIMF・世銀の春季会議で、「国家の債務再建メカニズム(SDRM)」について、2つの並行した提案を行っている。
 イタリア上院の円卓会議は、これらの提案についての理解を深めるために、活動家、NGO,、ジュビリー・キャンペーン、政府官僚が参加して行う。

 これら、円卓会議の参加者は;
Alberto Acosta( ILDIS、エクアドル)
Jurgen Kaiser(ドイツ・ジュビリー)
Luca De Fraia (イタリア・ジュビリー)
Francesco Azzarello (イタリア外務省)
イタリア財務省
司会;
Francesco Martone 緑の党 イタリア上院外務委員会)