DebtNet通信(vol.2 #12) |
「カナダ・サミット蔵相会議」 |
2002年5月18日 |
1) 債務帳消しについてのG7サミットの議長国カナダ政府の政策 6月14〜15日、オタワでG7蔵相会議が開かれる。これはカルガリG7サミット決議文の元となるG7蔵相報告書を作成する会議として、重要である。 議長を務めるカナダのマーチン蔵相は、5月13日、これまでの重債務貧困国の債務救済が、遅れ、不充分であることに痺れを切らして、HIPCsイニシアティブのレビューを呼びかけた。彼は、「もし十分な支持が得られれば、G7蔵相会議で、構造調整プログラムの条件を廃することを提案したい」と述べた。 しかし、カナダと英国を除いて、これに賛成するG7蔵相はいないのが現状である。 モントリオールの「社会正義委員会(Social
Justice Committee)」は、G7各国の蔵相に対して、「HIPCsイニシアティブから構造調整プログラムを外すことを要求する」よう呼びかけている。 |
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