DebtNet通信 (vol.1 #9)  
ジェノバ・サミットに向けてキャンペーンの呼びかけ
2001年3月11日


1)英国Drop the Debtより

David Hillmanさん(キャンペーンと動員担当)から、以下のような呼びかけがありました。

G7首脳に対して;
●昨年12月のダカール2000会議で、ジェノバ・サミット直前の7月15〜21日を、International Week of Action on Debtにするという決議が採択された。これを、各国一斉に実行しよう。
●英国Drop the Debtとしては、ジェノバの現地において、7月21日の土曜日に街中で行動(人間の鎖?)を計画しており、できるだけ多くの国際的な参加をよびかけている。
英国では、各種ツアーの募集を始めている。
●ジェノバに向けてG7政府に圧力をかけて行く。とくに米国と議長国にイタリアにターゲットを絞って行く。

IMF・世銀に対して;
●ワシントンで開かれる4月末の春季会議に向けて圧力をかけて行く。
●要求は「HIPCs41カ国の債務を、100%帳消しにすること」
●IMFはすでに、100%帳消しの資金がある言っている。問題は世銀であるが、これも、通信No.1に述べたように、十分自己資金で賄いうる。要は、政治的意志である。

2)米国「Jubilee USA Network」の再組織のお知らせ

米国では、沖縄会議直後から、Steering Committeeが会合を重ね、Jubilee2000以後の組織をどうするか議論が続けられてきました。

3月7日、Jubilee2000USAのメンバーの1つであった「50年はもう沢山だ!」が、「Jubilee USA Network」への再組織化を通知してきた。デンバーで、3日間、クエーカーのAmerican Friends Service Committeeが主催し、全米から80人の代表が集まり、決定した。Jubilee2000USAそのものが、1997年にデンバーで誕生している。

方針;
(1)IMF・世銀の債務はIllegitimateである。
(2)豊かな北による貧しい南の債務による支配に反対する。

具体的な目標として;
●ジェノバに向けてキャンペーンする。
●債務帳消しキャンペーンをAIDSとの闘いにリンクさせて行く。
●汚い債務、犯罪的な債務、Illegitimate債務について教育、行動キャンペーンを行う。
●基本的な社会サービスの受益者負担政策と、水道事業などの民営化を止めさせる。
●議会が、米国の2国間債務の100%帳消しと、多国間債務救済資金を供与するための予算を採択するよう圧力をかけて行く。
●債務と貿易をリンクさせて行く。とくに4月20日のカナダ、ケベックでのアメリカ・サミットに向けて、輸出志向型の経済成長モデルを暴露して行く。

3)ウガンダからのお知らせ

ウガンダのUganda Debt Networkは、このほど、「Jubilee Plus−7Uganda」に改名した。7というのは、聖書のJubileeの基本になっている7年X7年からとった。
その「Posotion Paper」が届いています。必要な方は、<debtnetjapan@jca.apc.org> に請求下さい。