原子力規制委員会は再稼働推進委員会・被曝強要委員会!
その266 2026年2月23日
能登地震の警告を無視して柏崎刈羽6号基再稼働を容認した
原子力規制委員会

〜地震本部の佐渡長期評価を待たず北陸長期評価で審査中
に再稼働!〜
天を恐れよ! 石渡前委員が新知見を活用するバックフィットの重要性を強調
 2024年元日の能登半島地震は多くの人に地震の怖さを思い出させた。特に、新潟県では長
岡市で震度6弱を記録した。


 それゆえ、原子力規制委員会の石渡前委員が、自然ハザードへの対応に関し、「不確定さが
大きい」と述べ、新たに得られた知見に対し現行の規制要求でも満足することを確認する「バッ
クフィット」の重要性を強調した。
 能登半島地震について、4mもの隆起があった地盤変動に関し、「関東大震災の隆起1mに比
しても非常に大きな地殻変動。こんな状況を生きている間に目にするとは思わなかった」と強
調。今後の原子力規制行政に向け、「日本は自然ハザードが起きやすい。絶えず改善していく
必要がある」と述べた。
(原子力産業新聞2024年11月20日 https://www.jaif.or.jp/journal/japan/25648.html)

文科省地震本部の新知見
一方、活断層学会などから多くの知見が得られ、変動地形学を用いて評価し直すべきであるこ
とは明らかである。
国の地震本部は、2024年8月に「日本海側の海域活断層の長期評価―兵庫県北方沖〜新
潟県上越地方沖―(令和6年8月版)(令和6年8月2日)、2025年6月に「日本海中南部の海
域活断層の長期評価(第一版)―近畿地域・北陸地域北方沖―」(令和7年6月27日)を公表し
た。それらを2026年1月14日にまとめて地震本部のサイトに表示している。
=> https://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/
一方、地震本部では、現在、佐渡・新潟地域の長期評価も今策定中で、その結果がいつ出る
かは未定だと2月に回答した。新潟地域の長期評価はまだこれからなのだ。

地震本部の柏崎周辺の長期評価を待たず、北陸地域の長期評価に基づく現状聴取・面
談中に再稼働

上記地震本部の長期評価を元に、規制庁と東電との聴取会合が3回開催された。
◎第1回日本海側の海域活断層の長期評価(令和6年8月版)への対応の現状聴取に係る会合
令和6年12月23日https://www.da.nra.go.jp/detail/NRA100007158
◎第2回日本海側の海域活断層の長期評価(令和6年8月版)への対応の現状聴取に係る会合
令和7年06月06日https://www.da.nra.go.jp/detail/NRA100010559
◎第3回日本海側の海域活断層の長期評価(令和6年8月版)への対応の現状聴取に係る会合
令和7年12月19日https://www.da.nra.go.jp/detail/NRA100014846
2025年12月の第3回会合では、大島規制部長が次の発言をした。
<事実上、審査会合と同じステージで我々、審査をしているという立場で言ったときに、影響が
あるのかないのかということについては、本筋で議論をさせていただきたい>
すなわち、この会合は事実上の審査会合だ。
◎さらに、その間に原子力規制庁と東電との面談が次の様に頻繁に行われている。
東京電力ホールディングス株式会社の柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉における地震
等に関する面談https://www.nra.go.jp/NuclearRegulation/hikiseimend_index.html
面談は2024年8月5日から2月4日まで計30回以上行われている。
例えば、昨年10月から最近の面談は次の通り。
 2025年10月2日、11月21日、12月10日、12月12日、12月24日、
 2026年1月22日、2月4日
最新の1月22日の面談の要旨は次のとおりで、まだまだ検討が続いている。
<原子力規制庁は、提出された資料の内容を確認するとともに、必要に応じて、記載内容に関
する事実確認のための面談を行う。>
◎こんな状態で、柏崎刈羽6号炉の稼働を容認していることが大問題だ。プラントでも制御棒シ
ステムのトラブル頻発など問題多発である中で、能登半島地震による地震本部の長期評価に
ついての「審査」をしながら、その結論を得る前に柏崎刈羽6号機の再稼働を容認しているの
だ。
さらに、地震本部は佐渡ヶ島・新潟地域の長期評価にも今取り組んでいて、安全を考えればこ
の長期評価の発表を待ち、その評価を終わるまでは、柏崎刈羽6号機の再稼働を認めてはい
けない。
 東電は、かって、13m以上の津波予測があり防潮堤を建設しようとしていながら、東電の売
上・利益を確保する為に、防潮堤建設をやめて福島第一原発を稼働して世界史に残る大事故
を起こした。能登半島地震の「天からの警告」をしっかり受け止めて、きっちり安全性を確認し
てから稼働を許すべきだ。
 ここでも「原子力規制委員会が再稼働推進委員会」を示している。
以上