原子力規制委員会は再稼働推進委員会・被曝強要委員会!
その265 2026年1月16日
基準地震動策定に誤魔化しがあっても稼働を容認し続ける原
子力規制委員会

〜中部電力の不正行為を見つけられず、1年間隠し続け、他電
力会社を調査しない!〜
 「新規制基準」とその審査の耐震評価が余りに甘すぎることは、多くの識者が14年間何度も
指摘してきた。私も「原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会・被曝強要委員会」で、計3
0回近く耐震問題を指摘してきた。ところが、原子力規制委員会は基準地震動問題を気にしな
がらも多くの指摘を無視して原発(核発電装置)の合格を次々連発してきた。
 そんな中で、本年最初1月7日の規制委定例会議で中部電力の「基準地震動策定に係わる
不正行為」を発表し、更に1月14日の定例会議で今後の対応方針を決定した。定例会議と午後
の記者会見で、またまた原子力規制委員会が再稼働推進組織であることを明らかにした。
 私たちは、規制委の事業者癒着と耐震への甘さを追求していかねばならない。
 
「中部電力の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係わる不正行為」の経
過と対応

2025年2月  原子力規制委員会委に「原子力施設安全情報申告制度」に基づく情報提供
2025年5月〜 規制庁と中部電力との数度の面談
2025年12月 中部電力と規制委との面談において中部電力が不正行為を確認
不正行為:基準地震動の策定における断層モデルを用いた地震動評価のうち統計的グリーン
関数法による評価に関するもの
 2026年1月7日 定例会議で方針検討
 2026年1月14日 定例会議で次を決定
@中部電力に対する報告徴収命令3月31日まで
A審査は中止、中部電力に対する規制検査開始
B原子力施設安全情報申告調査委員会において審議

原子力規制委員会の対応の問題
問題点山積みの耐震特に基準地震動で不正
  耐震特に基準地震動については「新規制基準」と規制委の審査が甘すぎるとの指摘多数
  国会事故調の指摘や石橋克彦さんほか専門家の指摘多数、私のレポートも約30枚。
  それゆえ、基準地震動は何か問題が起これば早急に明らかにするべき重要課題である。
発表が遅い
情報提供を受けてから1年足らず、原子力規制委員会と中部電力内で隠していた
その間に、柏崎刈羽の再稼働準備と「地元同意」、泊の「地元同意」が進んだ。
他電力事業者の基準地震動にも不正があるのでは?
中部電力の基準地震動策定過程の不正を、規制庁担当は発見できなかった。
それゆえ、他の稼働あるいは合格あるいは審査中の原発の基準地震動策定がどうかを調べ
るのは社会の常識。ところが、山中委員長は、記者会見での多くの記者の質問にも拘わらず、
他電力会社の基準地震動策定の調査(水平展開)をしないと何度も明言
基準地震動策定を遅くに取り組んだ中部電力が他電力会社のやり方を踏襲した可能性もある
のに。
また電気事業連合会の会長が中部電力社長林欣吾であるのに。

 久しぶりで、規制委員長記者会見が2週続けて盛り上がった。私たちも、柏崎刈羽ほか多くの
原発の基準地震動審査の見直しを求め、原子力規制委員会(原子力規制庁)の今後の対応を
注視していこう。