原子力規制委員会は再稼働推進委員会・被曝強要委員会!
その259 2023年7月7日
原子力安全・保安院出身者ばかりの原子力規制庁幹部を一掃せよ!
〜資源エネルギー庁と秘密面談した張本人が審議官に昇格〜
7月7日の原子力規制委員会定例会議で黒川前総務課長が企画課長として説明。昨年7月から資源エネルギー庁と秘密面談を続けていた金城前原子力規制企画課長は降格したのかなと想像して、原子力規制庁幹部職員名簿を見て驚いた。降格で無く昇格だった。金城慎司氏が長官官房審議官(原子力規制庁幹部9人の一人)に出世していたのだ。
昨年末の原子力規制庁ブリーフィングの次の会見を見て欲しい。

【原子力規制庁記者ブリーフィング】
日時:令和4年12月27日(火)14:30〜
場所:原子力規制委員会庁舎 記者会見室
対応:黒川長官官房総務課長、金城原子力規制企画課長
https://www.nra.go.jp/data/000415425.pdf
○記者 新潟日報、エンドウです。よろしくお願いします。
先ほど金城課長が、全ての意思決定は規制委員会で行われるべきものだということでしたけれども、そもそもなのですけれども、こうやってエネ庁と7月28日からですかね、面談を重ねていたということは、規制委員会で意思決定されていないと思うのですけれども、そこは説明が矛盾しているのではないですか。
○金城原子力規制企画課長 今の質問の御趣旨がよく分からないのですけど。

○記者 全ての意思決定は規制委員会で行われるべきものだと御説明なさいましたけれども、7月28日からエネ庁と面談していたことは委員会には報告していないわけですよね。
そうすると、説明は矛盾しませんか。全ての意思決定は。
○金城原子力規制企画課長 でも、エネ庁と面談することは委員会の決定を経なければならないという事務(注:義務の言い間違い)にはなっていないと思いますので、総務課でそんなことをしたら大変だと思います。
○黒川総務課長 ちょっと補足を。……

この記者会見では、金城企画課長が黒川総務課長に助けられ、9月末に就任した山中委員長は知らなかったとして10月からのエネ庁との定例会議での公開面談茶番劇を演じたにも拘らず、金城課長と資源エネルギー庁との秘密面談について原子力規制委員会・原子力規制庁の組織の責任を曖昧にして終わった。石渡委員はこれらの経緯にも怒ってGX束ね法に反対したのだろう。
ところが、金城企画課長を昇格させて原子力規制庁幹部入りした事実は、独立性を求められる三条委員会たる原子力規制委員会が、昨年7月から山中委員長・片山原子力規制庁長官・…・金城規制企画課長らが組織ぐるみで「規制の虜」犯罪を犯したことと、これからも原子力ムラの為に仕事をやっていくぞと意思表示している証明だ。
イチエフ事故責任を持つ原子力安全・保安院出身者ばかりの原子力規制庁幹部を一掃せねばならない。彼らが認める「汚染水海洋投棄」の安全性・必要性を誰が信じようか。
以上