原子力規制委員会は再稼働推進委員会!
その148  2017年10月31日

規制委は稼働中の原発を止めて神戸製鋼所の製品をチェックするべきだ
〜「神戸製鋼グループの原子力技術と製品」は多様で多数、配管破断が心配!〜
 10月8日に神戸製鋼所が「製造したアルミ・銅製品の一部に関する不適切な行
為について」を発表した。その後、品質自主点検の妨害行為、米国司法当局から
の書類提出要求、マテリアル銅管におけるJIS表示認定取り消し、当社グルー
プにおける不適切行為について、と次々の発表は、社員でなくても目を覆いたく
なる。
 しかし、他人事ではすまない。パンフレット「神戸製鋼グループの原子力技術
と製品」(24ページ)を見ると恐ろしくなる。
参照 http://www.kobelco.co.jp/products/nuclear/npi.pdf

<引用
 原子力産業に貢献する神戸製鋼グループの「オンリーワン」

 …原子力産業はエネルギー供給の中核として、今後益々その重要性を増し、よ
り一層の信頼性、安全性の確保が求められます。神戸製鋼グループは、この分野
においても「ものづくり力」を発揮し、独自の特色ある「オンリーワン」を追求
し、これらを通じてグローバルな社会貢献を目指していきます。

各種原子炉機器の供給

 神戸製鋼グループは、原子力発電所向けに原子炉機器を供給しています。13,
000トンの大型水圧プレス等の充実した設備を使用し、発電・石油精製・化学等の
多様な機器製造を通して蓄積された加工・溶接・組み立て技術を活かして、厳し
い品質管理のもとでPWR用上蓋や高い効率が得られる湿分分離加熱器(MSR)
等の熱交換器類を製作しています。電力設備を少しでも長く使用するために高経
年化した原子炉のリハビリニーズが高まってきており、当社の原子炉機器はこう
したリハビリにおける電力供給の信頼性確保のみならず省エネルギーにも貢献し
ています。…
>引用終了

 これらの製品が不適切な品質点検で供給されていたのだ。実際に、東京電力の
福島第二原子力発電所に納品していた配管について、配管の寸法のデータを、実
際には測定していないにもかかわらず、測定したように装っていた。
 東電福島第一原発事故は地震による配管破断が原因かも知れないと国会事故調
などが報告していたが、神戸製鋼所が提供した配管はどれだけあるか、心配だ。
 ところが、原子力規制庁は、国内の原発で該当する製品が使われていないか、
神戸製鋼所と電力各社に対して調査して報告するよう求めているだけ。ここでも、
メーカー任せ・事業者任せの待ちの姿勢でチェックをしている。

 ひとたび大事故が起これば大変な事態を招く(今でもイチエフ事故の為に8万人
以上の人が避難している)ことを考えれば、まずは今稼働している原発(川内1,
2号機、高浜3,4号機)を止めて、神戸製鋼所の製品の有無とその品質をチェッ
クするべきだ。
 また、今定期点検で止まっている伊方3号機についても直ちに同様のチェック
をするべきだ。
 これについては、「脱原発をめざす首長会議」が10月29日に「原発関連施設に
納入された神戸製鋼製品の検査などを求める緊急要請」を発表した。
 また、グリーンピースが署名運動を実施している(締切は10月30日
https://act.greenpeace.org/page/15624/petition/1?ea.url.id=1107770&forwarded=true
)