原子力規制委員会は再稼働推進委員会!
その39   2015年2月25日

認可前工事は日常茶飯事!  法律違反だ!
安全性よりも再稼動を優先させる規制委
昨年12月11日の規制委との交渉以来、山田純一さん(再稼働阻止全国ネットワーク)が指摘しているように、規制委は工事計画認可前に事業者が事前工事することを認めており、これは「原子炉等規制法」違反である。

 先の2月4日に九州電力東京支社に申入書を提出し認可前工事実施について質問し、九電が次のように答えた。

 工事の先行実施は普通にやっている。大きく3段階ある。
・3.11後に国から緊急対策30項目を指示されて実施
・「新規制基準」施行時に先行工事についての通達が規制委から出た(未確認)。
・設置変更許可審査書(合格証)が出た折(川内は14年9月)にも先行工事を許容した。

 このことは、規制委が安全性よりも再稼働を優先させる再稼働推進組織であり、「国民」よりも事業者にいつも寄り添っている現実、従来の原子力規制行政と全く変わらない規制行政を実施してしていることを如実に表している。