原子力規制委員会は再稼働推進委員会!
その38   2015年2月12日

住民説明会のかわりにビデオ提供?
住民の疑問・意見を無視するつもりか 高浜町長との内緒話で決定
 原子力規制委員会は住民説明会を回避するために動画説明ビデオを作成するそうだ。
「金曜日(1月30日)に高浜町長がいらっしゃいました。そして、高浜町長の方から、説明会の要望ではなくて、動画による説明ビデオを作成してほしいと。それで、町内のほとんどの世帯が視聴できるケーブルテレビを活用したいというお話がございました。」だと(2月3日の規制庁記者ブリーフィング)。

 事前の発表も無く非公開で高浜町長と規制委とが会ったのが不自然だ。町長が本当に要望を出したのか、それとも規制委側がそそのかしたのか、真実は分からないが、はっきりしているのは規制委がこれで住民説明会から逃げようとしていることだ。

 記者の「直接町民といいますか、一般の人たちの意見を聞くという場は、そうすると、なくなると考えてよろしいでしょうか?」に対して、田中委員長は「いや、そんなことはないんだろうけれどね。」、佐藤規制企画課長は「説明を受けた後に質問をいただければ、我々としてもまたその質問に対してお答えするということも1つのやり方としてある」と答えた。(以上、2月4日田中委員長記者会見)

 川内では、公聴会を避け、5回の住民説明会でも地元紙には批判意見多が報道され、さらに説明会を要請されている。高浜では、5km圏に舞鶴市もあり福井県のみへの対応で逃げられない。それゆえ、説明ビデオを逃げの切り札にしようとしているのだ。

悪先例にしてはいけない。我々も地元も断固抗議し、公聴会開催を要請しないといけない。