原子力規制委員会は再稼働推進委員会!
その37   2015年2月3日

何ともおかしな珍説明を規制庁がした
東電柏崎刈羽の再稼働審査を非公開で実施した!
「非公開」の理由はいい加減!東電と規制委とで誤解?
 何ともおかしな珍説明を規制庁がした。前回に報告したように、前の週に予告して1月27日(火)の柏崎刈羽の適合性審査を非公開で実施したのだが、実は東電と規制委とで審査する内容(フィルタベントの企業秘密または航空機落下か)に誤解があった。それにもかかわらず、そのまま非公開で審査したのだ。規制委の「非公開」理由のいい加減さが良くわかる。
 おまけに、「黒枠白抜き」同様に「企業秘密は非公開」を念押しして、規制委は国民の命よりも事業者の秘密優先を強調したのだ。
 以下は、27日午後の規制庁ブリーフィングからのピックアップで、
詳細は http://www.nsr.go.jp/kaiken/data/h26fy/20150127sokkiroku.pdf
の後半をご覧願います。

(1月27日の規制庁ブリーフィングから)
○記者
最後の柏崎の件なんですが、何が食い違って、どうなったのかというのを具体的に教えていただけますか。
○米谷総務課長 はい。…今朝の審査会合で、フィルターベントへの航空機衝突に関する議論というのが非公開で行われたということでございます。…
○記者 すいません、先程の御説明ですと、事業者と規制庁との間で認識の食い違いとおっしゃったんですけれども、そこの間での食い違いは何なんでしょうか。
○米谷総務課長 何を議論すべきかということについての認識の食い違いでございます。
○記者 具体的に言うと、事業者はどう言って、規制庁はどう認識したか。
○米谷総務課長 事業者の方は、フィルターベントへの航空機衝突について議論をするつもりであったと。それに対しまして、原子力規制庁の方は、フィルターベントに関して、それに関する実験データ等についての説明を受けるという認識でいたということでございます。
○記者 そうすると、今後、実験データについて審議、審査するときは、同様に非公開となる見通しなんでしょうか。
○米谷総務課長 同様にという意味でございますが。
○記者 同様にというか、理由は別として、企業秘密を扱うので非公開とするということになるんでしょうか。
○米谷総務課長 企業秘密を扱う場合は非公開とすることになると思います。