経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その78  2018年6月22日

プルトニウムをこれ以上増やすな! 再処理もプルサーマル発電も断念せよ!
〜米国からのプルトニウム削減要求、核不拡散懸念を踏まえ、核のゴミを増やすな〜
第5次「エネルギー基本計画(案)」の52ページの
「A核燃料サイクル政策の推進 1)再処理やプルサーマル等の推進」に
「引き続き関係自治体や国際社会の理解を得つつ取り組むこととし、再処理やプルサーマル等を推進する。」
とあるが、これは許しがたい。
 既に25年以上前から世界中で核燃料サイクルを断念しだし国内でも多くの専門家と市民が核燃料サイクルの破綻を訴えてきた中で、現実に高額の税金を消費して核のゴミを貯めたもんじゅの廃炉が決まり、さらにフランスで高速炉開発の縮小が決まり、核燃料サイクルの破綻がより一層明らかになった。
 経産省・資源エネルギー庁はエネルギー基本計画を策定する前に、長年強引に進めてきた核燃料サイクルをどう断念するかを検討するべきだった。それにもかかわらず、核燃サイクルの議論を放置したままエネルギー基本計画を策定することは、間違った作為的な戦略検討である。
 六ヶ所村の再処理工場は1993年から約2兆円以上の費用をかけて建設を進められたが、24回目も竣工延期された。どう考えても当初目論んだ再処理ができるとは思えず、もんじゅ同様に竣工を断念するべき工場である。
 おまけに万一、目論見度どおりに稼働するとプルトニウムと核のゴミが増え続ける。本年6月に入って「米政府が、日本が保有するプルトニウムの削減を求めてきた」と報道されたが、既に47トンも保有する日本(長崎原爆はプルトニウム6kg)がこれ以上増やす訳にはいかない。直ちに六ヶ所再処理工場の竣工を断念するべきである。
 一方、プルサーマル発電も推進するべきではない。プルトニウム利用はウラン燃料よりも危険であり、MOX利用は核拡散を促進し、不十分な保障措置と核テロリズムの脅威を招き、事故の危険性を増大する。おまけに、ウラン燃料と比べてMOX燃料は10倍ぐらい高価になるとともに、使用済みMOX燃料は毒性を増し再処理が不可能であり保管・管理が厄介である。それゆえ、各電力会社も本心ではプルサーマル発電をしたいとは思っていない。
 以上、P.52の「A核燃料サイクル政策の推進 1)再処理やプルサーマル等の推進」は根本的に検討し直し、核燃料サイクルも再処理もプルサーマル発電も断念するべきである。
 現在、資産として扱われている使用済み核燃料は厄介な核のゴミである。負債として扱われるべきだ。

(募集中の「エネルギー基本計画(案)」パブコメにこれも提出しました。)