経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その73  2018年5月21

安倍政権の横暴も原発推進も「諸悪の根源は経産省」
〜山口二郎さんの「本音のコラム」に共感〜
 5月13日の東京新聞に山口二郎さん(法政大教授)が、「諸悪の根源は経産省」と題する「本音のコラム」を書いていた。全くその通りと共感した。少し長いが全文を引用する。
<本音のコラム 諸悪の根源は経産省 山口二郎
 安倍政権を支える実動部隊は経産省の官僚である。現総理秘書官の今井尚哉氏、先日参考人招致された柳瀬唯夫元秘書官は、いずれも経産省の官僚であり、政権運営の鍵を握っている。政策の基本的枠組みを打ち出すのは経済財政諮問会議、産業競争力会議などの審議機関である。これらは省庁にまたがる課題についてトップダウンで方向性を指示する機関だが、これらの議論を誘導するのは加計学園案件に関して活躍した藤原豊氏のような経産官僚である。
 バブル崩壊後、経済成長の戦略を描くべき経産官僚は何一つ成功していない。経産省が執念も燃やす原発輸出にしても、民間企業では背負えないリスクが広がっている。自分の本業がうまくいかないものだから、労働、農業、医療、教育など他の畑を荒らしに行って、それらの世界で長年存在したルールを壊し、新しいビジネスチャンスを作ることを自分たちの手柄にしようとしている。
 これから国会審議の焦点となる働き方改革にしても、日本経済再生本部が産業競争力の強化のために打ち出した労働法制改革を土台としている。成長のために労働者にもっと働かせろという発想がその根底にあるように思える。
 森友、加計問題も徹底究明が必要だが、経産省が日本をおもちゃにしていることを厳しく追及する必要がある。


 日頃強く感じていることを非常に的確に書いてくれた。
 原発に絞っても「安全、安い、無いと電力が足りない、クリーン・ゼロエミッション、原料は準国産、夢の核燃料サイクル」などの大嘘をつき続けながら、核のゴミを放ったらかしにして再稼働どころか輸出まで推進している。
 「原子力立国計画」を立ててWHの高い買い物をさせて東芝を破綻させたり、3.11直後に東電をつぶさずに原発推進し続けていることにも今井・柳瀬が加担している。
 一方で、多くの国民が原発再稼働に反対し、自民党支持者でさえその過半が原発を拒否(広瀬弘忠氏、岩波科学6月号)し、どこの原発でも周辺が反対している(例えば、静岡県内で浜岡原発再稼働に賛成の自治体首長はゼロ)。こんな状態にも拘らず、原発に群がる産学とともに、原発を再稼働し原発輸出を推進し新「エネルギー基本計画」で原発を残そうとしている経産省のやり方はあまりにひどい。

 こんなひどい「日本をおもちゃにする」経産省のやり方を安倍政権がやり続けている。
確かに「諸悪の根源は経産省」だ。
経産省前テントひろばの座込み・抗議行動を続けなければならない。