経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その70  2018年4月27日

原発維持の「エネルギー基本計画」を許すな!
〜4.27総合エネルギー調査会基本政策分科会「骨子案」に反対意見を出そう〜
 4月27日の資源エネルギー庁による総合エネルギー調査会基本政策分科会で「第5次エネルギー基本計画」の骨子案が提示された。案の定、再生エネルギーを推進すると言いながらも、原子力発電は現状維持で多くの「国民」が納得できるものではない。傍聴申込は「厳正なる抽選をいたしました結果【落選】」したので動画で見た。
 資料2−1「骨子案の構造」では、「東電福島第一原発事故の経験を踏まえた立ち位置」としながらも「情勢懇談会提言の反映」、「基本方針=>骨格維持」、「2030年に向けた政策対応=>実現重視のための政策深堀」と変わり映えしない。
 資料2−2「骨子案」(16ページ)で「再生エネルギーの導入加速〜主力電源化に向けた取組〜」と評価できる。が、一方で「4 原子力政策の再構築」で、「原子力の利用においては、引き続き、いかなる事情よりも安全性を全てに優先させるとともに、社会的信頼の獲得に努めていくことが重要。このため、更なる安全性の向上、防災・事故後対応の強化、核燃料サイクル・バックエンド対策、状況変化に即した立地地域への対応、対話・広報の取組強化、技術・人材・産業の基盤の維持・強化など、社会的信頼の獲得に向けた総合的な取組を進める。」と、既に事実上破綻している核燃料サイクルまで持ち出して、税金と嘘による原子力政策の継続を主張しているのだ。
 分科会会議では、辰巳菊子委員(日本消費生活アドバイザー)がしっかりと原発批判を述べたが、エネ庁が選んだ「原子力マフィア」の多くの委員たちが骨子案の原発政策を肯定した。
 委員の意見を踏まえて、次の会議で修正案が出される。
 皆さん、意見箱に「原発はやめろ、原発無くても電気は足りている、事故はこりごりだ、核のゴミをこれ以上増やすな、まずは被害者を救済しろ、…」などの意見を是非出してください。私は既に60通意見を提出しました。会議の資料として配布されウェブにアップされます。
エネルギー政策に関する「意見箱」
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/opinion/
1.趣旨
平成29年8月より、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会において、エネルギー基本計画の見直しを検討すべく、議論を開始しております。
また、2050年視点での長期的なエネルギー政策の方向性を検討するため、経済産業大臣主催のエネルギー情勢懇談会において検討を開始しております。
今後のエネルギー政策の検討に当たっては、できる限り幅広い国民からの意見を募集するべく、「意見箱」を設置することといたしました。なお、いただいた意見は、基本政策分科会において、随時資料として配布し、議論の参考とさせていただきます。
2.意見募集期間
随時(平成30年1月9日〜エネルギー基本計画のパブリックコメントの実施日前日まで)
3.意見提出方法
以下のいずれかの方法で、日本語で御意見を御提出ください。
なお、電話での御意見の提出には応対いたしかねますので、あらかじめ御了承ください。