経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その52  2017年12月15日

原子力発電の神話をこれ以上増やすな
〜高木仁三郎が早くに予測していた原発の数々の問題点〜

 高木仁三郎の「原子力神話からの解放〜日本を滅ぼす九つの呪縛」(講談社α文庫、762円)を読み直してみて、私たちが今強く実感していることを高木さんは2000年に呪縛(神話)として書いていたことを再確認した。
 以下に目次を紹介する。

第1章 原子力発電の本質と困難さ
第2章〜第10章
「原子力は無限のエネルギー源」 という神話
「原子力は石油危機を克服する」 という神話
「原子力の平和利用」 という神話
「原子力は安全」 という神話
「原子力は安い電力を提供する」 という神話
「原発は地域振興に寄与する」 という神話
「原子力はクリーンなエネルギー」 という神話
「核燃料はリサイクルできる」 という神話
「日本の原子力技術は優秀」 という神話
第11章 原子力問題の現在とこれから
○原子炉の老朽化症候群
○原子力産業の斜陽化症候群
○廃炉の時代の諸問題
○放射性廃棄物と余剰プルトニウム問題

そう、経産省により、既に20年以上前から沢山の愚かしい「神話」が造られて「国民」を「呪縛」していたのだ。
おまけに、経産省は懲りもせずに10番目の神話「大事故が起こっても電力会社はつぶれない」、第11番目の神話「放射能被ばくの影響は過小」を造ろうとしているようだ。

一方、第11章に予想されていたことが今現実に起こっているのだ。
これら再確認しながら脱原発を実現しよう。