経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
の211  2023年7月14日
関電は高浜1号再稼働を断念せよ、福井県との約束を守って本年中に総ての原発を止
めろ〜行き場が無い危険な使用済み核燃料を増やすな、総ての原発を廃炉に!〜
 関西電力は、高浜3,4号、大飯3,4号、美浜3号(営業運転開始1976年)の5基を稼働させて
いるにも拘らず、超老朽高浜1号(営業運転開始1974年)を7月28日に再稼働するつもりだ。
 しかし、原発稼働で出てくる使用済み核燃料をどうするつもりなのか? 
ウクライナ戦争が、使用済み核燃料は電気と水で冷やし続けないとメルトダウンを招きかねな
いほど危険なことを明らかにし、使用済み核燃料の危険性を世界中に再認識させた。
 さらに、プールで冷やし終えても、使用済み核燃料の行き場はない。関電は使用済み核燃料
を県外に搬出することを福井県と約束しており、その期限が2023年度末だ。関電は姑息にも約
束破りの手段として使用済み核燃料の一部(約5%)をフランスに送ると発表したが、地元自治
体はこれで約束が果せるとは認めていない。
 私たちは、福井県や大飯町や高浜町に「関電に約束を守らせ、原発をすべて止めさせて」と
訴えよう。
 使用済み核燃料は、もともと行き場が無く「トイレなきマンション」(随分甘い表現)と言われて
いて、これを県外に持って行くぐらいなら電力消費地に持って行けとの議論もある。
 何よりも、行き場が無い危険な使用済み核燃料を増やしてはいけない。
叫び続けよう「使用済み核燃料の行き場が無いぞ! 原発を動かすな!」と。

〇「2023年末を最終期限に」関西電力が約束を再び先送り 原発の使用済み核燃料、福井県
外への搬出先探しで
東京新聞2021年2月12日 https://www.tokyo-np.co.jp/article/85591
関西電力の森本孝社長は12日、福井県庁で杉本達治知事と面会し、県内の原発で保管が続
いている使用済み核燃料の県外搬出先の確定について「2023年末を最終の期限に取り組む」
と表明した。ただ、関電はこれまで福井県との約束破りを繰り返しており、新たな約束が実現で
きる見通しは全く立っていない。森本社長は「不退転の覚悟」と強調し、運転期間40年を超えた
美浜原発3号機と高浜原発1、2号機(いずれも福井県)の3基の再稼働について、県の同意を
取り付けたい考えだ。

〇関電「高浜原発 使用済み核燃料一部を搬出」福井県に伝える
06月13日 07時17分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230613/2000074829.html
関西電力の森望社長は12日、福井県庁を訪れ福井県高浜町にある高浜原子力発電所から
出た使用済みのMOX燃料などをフランスで再処理する計画を伝えました。
森社長は、使用済み核燃料を福井県外へ搬出するという県との約束を果たしたという認識を示
しましたが、大半は搬出の見通しが示されず、杉本知事は態度を保留しました。

〇「解決ではない」「違和感ある」 関電搬出問題で福井の立地町が懸念
小田健司 佐藤常敬2023年7月11日 10時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR7B7SNYR7BPISC009.html
中塚寛・おおい町長:「約束を履行する側が『ひとまず果たした』と言及することに違和感がある」
野瀬豊・高浜町長:「課題がすべて解決されたわけではない」

〇関電の説明「厳しい」 福井知事、関電の原発使用済み燃料搬出で
https://mainichi.jp/articles/20230713/k00/00m/040/415000c
福井県の杉本達治知事は13日、関西電力高浜原発の使用済み燃料をフランスに搬出する計
画を「中間貯蔵と同等」とする関電の説明について「一歩前進という声もあるが厳しい」と述べ、
地元では約束が果たされたと判断されていないとの認識を示した。
以上