経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その210 2023年6月29
汚染水海洋投棄(「処理水海洋放出」)はIAEA基準違反!IAEA
買収?

〜政治も官僚も劣化した日本は、海外にきちんと説明できない
 巷では次の報でいよいよIAEAが海洋投棄にお墨つきを与えようとしている。
<福島原発「処理水」、IAEA事務局長が3か国に説明へ…韓国・クック諸島・NZを訪問>
<「処理水」海洋放出の評価受領へ、岸田首相がIAEA事務局長と7月4日に面会>
 https://www.yomiuri.co.jp/science/20230628-OYT1T50284/
 しかしながら、次に示すように、放射性物質の「海洋放出」という名の海洋投棄は許されない。
1 米国エネルギー・環境学者が指摘する「海洋投棄」はIAEA基準違反
 6月15日の原発ゼロ・再エネ100 の会で、アジュン・マクヒジャニ博士Arjun Makhijani, Ph.D.
(米エネルギー環境研究所 所長)が次の講演をした。
TEPCO plan to dump radioactive Fukushima water is deeply flawed and does not conform
to some IAEA guidelines 東京電力福島第一原子力発電所の放射性廃棄物処理計画は深刻
 ?欠陥があり、IAEAのいくつかのガイドラインに適合していない
(1)東電はIAEA安全基準GSG8に違反
IAEAの安全基準の一つに「人と環境を守るためのIAEA安全基準」(GSG8)がある。東電の海
洋放出はこのGSG8に違反している部分があるとして、博士は「あえて私は海洋“投棄”と申し
上げる」
(2)専門家パネルが海洋放出に代わる案を提示
博士がメンバーである太平洋諸島フォーラム(PIF)の専門家パネルが、ALPS処理後のトリチウ
ム水をコンクリート作り、たとえば防潮堤など人間が日常的に近づかない構造物に使う案を提
唱。



 私たちがいつも主張している「タンク保管が可能」を更に後押しする代替案だ。
以上の詳細は次をご覧いただきたい。
まさのあつこ<太平洋諸島フォーラムの専門家:「ALPS処理水」の海洋“投棄”は正当化できて
いない>  https://note.com/masanoatsuko/n/na7fe1a977cb2

2 IAEAへの支援依頼は、ワイロ?それとも馴れ合い?
 次も読売新聞の報道。
<韓国メディア、処理水巡り「日本がIAEAに献金」…外務省「初の本格的な偽情報による攻撃
だ」> https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230623-OYT1T50410/
 「日本政府がIAEAに100万ユーロ(約1億5500万円)以上を献金」と韓国で報道され、日本
政府はこれを否定している。一方、韓国市民メディアは次を報道。
<外務省がIAEA幹部を賄賂で買収して(最低100万ユーロ1億5000万円)「放射能汚染水は安
全」と報告書を書かせた>



 何だかオリンピックにおけるIOCへの汚職を思い出しますね。
 日本がどれだけの金をつぎ込んだか分からないけれど、こんなことまでして原発事故で発生
した放射性汚染物を海に流したいのでしょうか? 外務省にも環境省にも、経産省に騙される
な、もっとしっかりしろと言いたい。

3 日本政府は海洋基本法を遵守せよ
 一方で岸田政権は本年4月28日に「第4期 海洋基本計画」を閣議決定した。
海洋基本法を遵守して<海洋の平和的かつ積極的な開発及び利用と海洋環境の保全との調
和を図る新たな海洋立国を実現する>ことをしないといけない。
 https://www8.cao.go.jp/ocean/policies/plan/plan04/plan04.html
 内閣府も外務省も環境省も、海洋投棄を容認して恥ずかしくないのだろうか。
以上