人権と報道・連絡会

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第21回(2005年9月17日)シンポジウムのご案内

【以下は、印刷用チラシと同内容です】


人権と報道・連絡会20周年記念

第21回人権と報道を考えるシンポジウム

市民による 市民のためのメディアを

 韓国民主化の原動力のひとつとまで評価されている、独立系インターネット新聞「オーマイニュース」の代表、呉連鎬(オ・ヨンホ)さんを招き、市民参加型メディアの創造について考えます。

 2000年に社員4人でスタートした「オーマイニュース」は、「市民みんなが記者」「進歩的立場を貫く」をモットーにして、75人の社員と各地に常住している3万6000人の市民記者が発信するニュースをネットにのせ、今や、韓国世論を左右するメディアにまで成長しました。この6月23日から26日までソウルにおいて、創立5周年記念「世界市民記者大会」が開催され、韓国をはじめ各国の市民記者、ネット紙関係者、メディア研究者など300人が参加し、「より良い世界をつくるために市民記者はどう連帯すべきか」をテーマに討議しました。

 一方、日本では社会全体が「戦争のできる国」へと変質するなかで、大手メディアの体制翼賛化が進み、メディアが市民の敵になるような状況がますます進行しています。

 市民による市民のための新しいジャーナリズムを作るために、われわれに何ができるか?

9月17日(土)  午後1時半~5時

場所:中央大学駿河台記念館2階    資料代:500円 (申し込みは当日会場で)

第1部 講演 「市民参加型ジャーナリズムの国際連帯」

  • 呉連鎬(オ・ヨンホ)さん
    韓国「オーマイニュース」代表

     1964年生まれ。延世(ヨンセ)大学国文科卒業後、月刊誌「マル(言語)」に入社、99年まで取材部長。その間、95年から97年までワシントン特派員。97年に米リージェント大学で修士号取得。韓国・西江大学博士過程修了。著書に『朝鮮の虐殺』などがある。日本で本年4月に『オーマイニュースの挑戦/韓国「インターネット新聞」事始め』(大畑龍次・大畑姫訳、太田出版)を上梓。

第2部 討論 「日本でオルタナティブ・メディアをどうつくるか」

パネリスト:

  • 呉連鎬さん
  • 高田昌幸さん
     北海道新聞東京支社国際部編集委員、北海道新聞本社取材班で、『追及・北海道警「裏金」疑惑』と『日本警察と裏金』を出版(2冊とも講談社文庫)
  • 寺澤 有さん
     フリージャーナリストとして、警察腐敗・武富士・記者クラブ問題などを追及しつづける。ソウルの「世界市民記者大会」に参加
  • 永井 浩さん
     神田外国語大学教授、ネット新聞「日刊ベリタ」代表
  • 李其珍(リ・ギジン)さん
     市民記者、同志社大学大学院留学生

司会:

  • 浅野健一さん
     人権と報道・連絡会世話人、同志社大教授

主催 人権と報道・連絡会

 

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最終更新:2005年8月1日 人権と報道・連絡会