第295回定例会(2014.6) 秘密保護法との闘いとメディア

人権と報道・連絡会の第295回定例会が6月13日夜、水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、約40人が参加した。テーマは「秘密保護法との闘いとメディア」。
 昨年12月、安倍晋三政権が強行可決した「特定秘密保護法」に対して3月28日、寺澤有さんらフリーランスのジャーナリスト・表現者43人が、「秘密保護法は表現の自由を侵害する」として同法の違憲・無効確認、施行差し止めを求める集団訴訟を東京地裁に起こした。例会では、提訴を呼びかけた寺澤さんと原告代理人の山下幸夫弁護士が、同法の問題点、提訴の意義、今後の闘いなどについて報告し、他の原告、参加者も交えて討論した。

また、この日の例会では、昨年12月6日、同法の強行採決に抗議して参院議場に靴を投げ、逮捕・起訴されたAさんから「靴投げ」の思い、取り調べの実態、初公判について報告を受ける予定だったが、Aさんが仕事の関係で出席できなくなり、山口が4月24日に東京地裁で開かれた初公判の様子、Aさんの意見陳述などについて代理報告した。