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日本インドネシアNGOネットワーク
(JANNI)
〒110-0015
東京都台東区東上野1-20-6
丸幸ビル5階
Tel:03-5818-0507
Fax:03-5818-0520
E-mail: janni@jca.apc.org
Statement
アチェ及び北スマトラ州津波被害に対する
JANNIの対応について


2005年2月20日


 昨年12月26日に、スマトラ島沖で発生した地震とその後の津波により、多くの周辺国で甚大な被害が出ました。とりわけインドネシアのアチェ州と北スマトラ州では、死者数が11万人を超え、行方不明者数は13万人近くに上っています(インドネシア政府発表)。私たちは、インドネシアにかかわり、またアチェの紛争と人権状況に関心を寄せてきた者として、被災された方々とその悲しみを共有しています。
 この間、会員のみなさまから、緊急支援についての問い合わせを多くいただきました。JANNIに信頼を寄せてくださるみなさまに心より感謝申し上げます。JANNIとしても何かしたいという気持ちは強くあります。ただ、現地の状況や救援活動の展開状況などから、小さな団体であるJANNIとしては、これまでの活動をふまえた上でのポジションを定めていく必要があると考えています。
 以下、JANNIの考えと立場をお伝えいたします。

●JANNIは、災害時緊急支援のノウハウをもっていません。一方、そうしたノウハウをもったNGOは内外に多数あり、すでに現地で活動を行っています。今回の災害は大規模で、その救援活動は危険を伴い、衛生面の対策、ロジスティックスの確保など、専門的な知識や経験を必要とします。JANNIとして救援活動を組織することは控えるべきだと判断しました。

●アチェで緊急救援に携わる団体は多く、それぞれ募金の窓口をもっています。現地で活動するたくさんの団体をJANNIは細かく把握することができません。現地事務所をもたないJANNIは、透明性とアカウンタビリティ(説明責任)という観点から、責任ある募金活動を行うことはむずかしいと判断しました。

●JANNIは災害発生当初より、災害が紛争に与える影響、さらには救援・復興プロセスが紛争地において被るさまざまな制約に注目しています。緊急段階は数カ月で収束するでしょう。しかし、長い復興プロセスはいやおうなく紛争に影響を受けるでしょう。JANNIは、紛争を解決しようとしているNGOや、紛争から暮らしを守ろうとしているグループと関係を築き始めたところでした。今、彼らがどういう状況にあるか、とても心配しています。JANNIは復興プロセスの中で、こうした紛争解決に取り組むNGOとの連携を強めていきたいと思っています。

●インドネシアでは、NGOが2月第2週にアチェに集まって大きな会合を持つ予定です。 その結果をふまえ、3月初旬にJANNI関係者がジャカルタとアチェを訪問し、 現地のNGO活動、紛争との関係などについて、情報を収集します。そうした事前調査をふまえ、JANNIとして中期・長期的な展望において、 アチェの復興と紛争の解決のために何ができるかを検討したいと考えています。

会員のみなさまのご理解とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
運営委員一同


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