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News Update
アチェ・北スマトラ地震津波情報アップデート


2005年1月25日


<フィンランドが交渉を仲介>
 フィンランドの紛争解決NGOであるCrisis Management Initiative (CMI)は声明を発表し、インドネシア政府とGAMの対話再開のための準備にかかわってきたことを発表した。またErkki Tuomiojaフィンランド外相は「フィンランド政府はこれらの(仲介)努力を支持しており、交渉がすみやかな結果に結びつくことを望んでいる」と述べた。このNGOはフィンランドの元大統領Martti Ahtisaari氏が代表をつとめている。
 スウェーデンに拠点をおくアチェ独立運動派の「亡命政府」スポークスマンは、まだ招待は受けていないがGAMは交渉の用意があると語った。GAMの創設者でスウェーデンにいるHassan di Tiroは心臓発作から回復途上にあり交渉には参加しない模様。AFP 1/24

<死者数、173,000人に>
 1月23日に発表された保健省の集計によると、インドネシアでの死者数は7,000人増えて173,000人になった。アルウィ・シハブ社会相は「緊急段階はもはや過ぎた。したがって(外国の)軍隊はもはや効率よい貢献をなすことはないだろう。今われわれは陸路で遠隔地へのアクセスを開いているところだから、これ以上ヘリコプターは必要ない、もっとトラックが必要だ」と語った。AFP 1/23

<避難民数が誇大に言われている可能性>
 政府は、アチェの難民キャンプの避難民数が、援助をもっとたくさんもらうために、誇大に言われているという訴えについて調べている。政府が監視を委託した民間団体、Government WatchのコーディネーターFarid Faqih氏によれば、役人と軍人の言っている数字がかなり違う。ムラボの場合、現地の軍司令官が言っている数字の20倍もの数を役人が言っていた。Wall Street Journal 1/24

<大統領、アチェの礼拝に参加>
 スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領はアチェの歴史的モスクとして知られるバイトゥラハン・モスクで1月21日、犠牲祭(Eid al-Adha)の礼拝に参加した。礼拝には7千人が参加した。津波で国軍兵士は1000人以上、警察は3000人以上の被害を出した。AP 1/21、The Australian 2/22

<国軍司令官:GAMは救援を妨害>
 1月21日、エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官は、殺されたGAMのメンバー120人は救援活動を妨害しようとしていたと述べた。また、GAMとの交渉に反対な強硬派として知られるリャミザルド・リャクドゥ陸軍参謀長も、GAMは泥棒をはたらいていると非難した。軍によれば2003年5月の停戦崩壊以後、これまで2500人を殺害したということだ。人権団体によればその多くが非武装の民間人だという。AP 1/21

<仏企業、アチェに鉄道敷設>
 仏鉄道会社SNCFは1月18日、バンダ・アチェとメダンを結ぶ鉄道路線について、インドネシアのHatta Radjasa運輸相と実施可能性調査(feasibility study)に関する覚え書きを交わした。この鉄道路線はオランダが敷設したものだが、津波でも破壊されなかった。ハビビ大統領の時代、バンダ・アチェからランサまでの路線はfeasibility studyが終わっている。今回の調査は6カ月かかる。Jakarta Post 1/19

<アチェの汚職は6位>
 インドネシア汚職ウォッチ(ICW:Indonesia Corruption Watch)は1月18日、2004年のインドネシアの汚職について報告を発表し、全土32州で432件の汚職がみつかったと述べた。額にして5兆3000億ルピア(5億8000万ドル)にのぼる。アチェ州は21の汚職が発覚し、6位の高さ(汚職がひどい)だ。Jakarta Post 1/19

<BIN、トラフィッキングを否定>
 シャムシル・シレガル国家情報庁(BIN)長官は、アメリカの団体ワールド・ヘルプがアチェから子どもを300人も連れ出しているという、ワシントン・ポストの報道を否定した。Deutsche Presse-Agentur 1/20

<BIN、外国軍隊はスパイしているかも>
 シャムシル・シレガル国家情報庁(BIN)長官は1月20日、国会の第1委員会(国防)で答弁しアチェで外国人部隊はスパイ活動をしているなどと述べた。Jakarta Post 1/22

<政治的圧力は救援の障害>
 神戸で行なわれていた世界防災会議で、神戸の海外災害救援のための市民団体「被災地NGO恊働センター」の代表、村井雅清氏は、アチェでは活動が非常に難しいと述べた。この市民団体は阪神淡路大震災のあと海外の被災者を救援するために組織され、これまで30カ国以上に派遣してきた。「政府や与党ばかりの利益になるような援助はできない」と述べた。AFP 1/22

<オーストラリアの援助10億ドル>
 ハワード首相は10億ドルの津波関連支援を約束した。しかし、お金はまだ国庫から出ていない。今年3月両国の外相・財務相が会議をしてどう使うか決まるまで、資金は使われそうにない。両国の大統領・首相が監督するパートナーシップの下、インドネシアにとって優先順位の高いプロジェクトにお金をまわす。10億ドルのうち半分は無償援助、残りはローンだが40年間の償還で利子はゼロ。最初の10年は返還の義務なし。
 いくつか問題がある。まず8億ドルだったこれまでの対インドネシア援助が18億ドルに増える。これは他国に回すお金が減ることを意味する。またインドネシアは汚職が蔓延している。Sydney Morning Herald 1/22

<フランス人、ニアス島で死亡>
 ニアス島で救援活動に従事していたフランス人、Alain Richard Patrick(59)が1月20日午前6時、死亡した。心臓麻痺ではないかと思われるが、警察は司法解剖をする予定だ。パトリック氏は弁護士で、ニアス島とアチェで遺体の収容作業に従事していた。Jakarta Post 1/23

<軍、攻撃を停止>
 エンドリアルトノ・スタルト国軍司令官は、政府が和平交渉をするということで、軍事的攻撃を停止すると述べた。ただ外国からの救援関係者の保護のため警戒は続ける。AFP 1/23

<赤十字のサバイバル・キット、6万人に>
 赤十字国際委員会(ICRC)の家族用サバイバル・キットは次のものを含んでいる。ロープ1巻、ベッドシーツ3枚、タオル1枚、石鹸5キロ、20リットル折り畳み式ポリ容器、ケロシンランプ1個、キッチンセット(ポット、鍋、スプーン・フォークセット、おわん、皿、カップ)、ろうそく12本、マッチ10箱。この他、テント、毛布、マットは別に梱包してある。Straits Times 1/23

<米記者を追放>
 インドネシア入国管理当局は米国人記者William Nessenを不法に入国したとして国外退去に処することになりそうだ。ネッセン氏はニューヨーク在住のフリーのジャーナリストで2003年、アチェの山中で3週間ゲリラを取材し、インドネシア軍との戦闘に巻き込まれたこともある。その時は、投降の呼びかけに応じて自ら山をおりたが、裁判にかけられ、40日間投獄された後、追放された。彼は入国禁止になっているとは知らず、一旦は入国ビザを与えられている。妻はアチェ人。AP 1/24

<外人は横柄、軍怒る>
 エンダン・スワルヤ少将は国営アンタラ通信社に「多くの外国人チームは横柄だ、決まったコーディネーションに従っていない。受入れ側の敷いた規則に従うべきだ」と不満を述べた。外国人の無関心が、彼らの安全を守るという軍の業務をむずかしくしていると。AFP 1/24


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