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News Update
アチェ・北スマトラ地震津波情報アップデート


2005年1月1日



<死者8万人に>
 インドネシア政府保健省によると、アチェでの死者は8万人近くに達した。世界中から2億2000万ドルの援助がすでに約束され、救援組織が到着しているが、被害の規模の大きさに史上最大の救援は苦戦を強いられている。「500万人に必要なサービスが届いていない」と世界保健機関(WHO)の危機チームリーダーは語った。(Reuters 12/30)

<援助物資が届かない〜不満続出>
 飢えた群衆がビスケットに群がるため、ビスケットを運んでいる人は車を止めないでビスケットを放り出して走り去るというようなことがおきている。強い者が勝ち、負傷した人には食べ物が回らない。「自分たちは犬のようだと思った」とある被災者は語った。(Reuters 12/30)
 アチェの町中には救援ワーカー、医者、看護婦、警官がほとんど見当たらない。ある救援ボランティアは「4日間何も援助をもらっていない」と言っていた。救援で送られてきた物資の箱はバンダアチェの空港に山積みになったまま。電話線不通、道路寸断、ガソリン不足、輸送車不足が原因だ。(New York Times 12/30)
 ヌルシアさんは子ども2人が高熱を出し、仮説の医療センターに連れていったが、薬が切れているため手当てをしてもらえず、途方に暮れている。ロクスマウェやバンダアチェの病院の薬も底をついてきている。中央政府から薬が届かない。北アチェ県災害対策本部の事務長をしているナディルシャさんは、これまで中央政府からはひとつの薬も到着していないと述べた。そしていつ届くか知らないと。(Jakarta Post 12/31)

<インドネシア軍の掃討続く>
 インドネシア政府と独立組織「自由アチェ運動」(GAM:Gerakan Aceh Merdeka)の両方が一時的停戦を呼びかけているという状況の中で、インドネシア軍の掃討作戦は続いている。GAM報道担当者は、木曜日に2人の独立派ゲリラが殺されたと発表した。インドネシア軍は戦闘があったことを明確には認めないが、GAMとの戦争は停止していないと述べている。
 「災害があったからといってGAMに対する軍の作戦を中断すべきだと考えるべきではない。われわれは現在、人道救援と治安作戦のふたつの義務を遂行している」とナフロウィ中佐は語った。
 しかし、ジャカルタではエンドリアルトノ国軍司令官が一時的停戦を呼びかけ、GAMにもそれに応じるよう求めたりしている。「エンドリアルトノはうそを言っている」とスウェーデンのGAM報道担当者は批判。(Jakarta Post 12/31)

<インドネシア赤十字800人強を投入>
 インドネシア赤十字社は832人のボランティアをアチェに投入した。彼らはサバイバル・スキル、緊急避難作戦などの訓練を受けた人たちだ。(Jakarta Post 12/31)

<新年祝賀イベントがチャリティーに>
 ジャカルタのスティヨソ知事は新年の独立記念塔での花火(5憶ルピア、5万3000ドル相当)、遊園地アンチョルの花火(10憶ルピア)をともにキャンセル、5億ルピアはアチェの救援に回すことを決定した。
 ジャカルタ・スナヤン地区のムリア・ホテルは新年コンサートをチャリティーにかえ、5億ルピアほどを寄付したいと述べている。バリのホテルでも年越しパーティーをチャリティーにかえたりしている。
 またインドネシアの伝統的イスラムの団体ナフダトゥル・ウラマ(NU:Nahdatul Ulama)は、高官たちが年末に海外旅行に行くのをひかえ寄付するよう呼びかけた。スラバヤ市は38のホテルやカフェに新年祝賀の許可を出していたが、それをキャンセルした。(Jakarta Post 12/31)

<東ティモールが5万ドル支援>
 東ティモール政府はインドネシアの被災者支援のため国連に5万ドル提供することを決定した。(AP 12/30)

<略奪の報道>
 アチェ北部海岸にあるロクスマウェ(LNG生産地)は比較的被害が少なかったとされるが、泥棒が町に入り住民に逃げるよううその警告を出したりしているという。また、バンダアチェでは、メソジスト派の教会が襲撃され、プロテスタント牧師とその妻が殺害されたとの知らせがあるとローマのミスナカトリック通信社は伝えている。(AFP 12/30)


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