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Buku Panduan: Pemantauan Lingkungan
Editor: Poltak Simanjuntak
Penerbit: JANNI-LSPL, Tokyo-Medan, Oktober
2001
『環境モニタリングガイドブック』(インドネシア語)
編集:ポルタック・シマンジュンタック
発行:環境モニタリング研究所(LSPL)、日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
価格:1500円(+送料300円)※日本語訳冊子付き
2001年10月発行 全117ぺージ
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<本書の序文から>(インドネシア語原文の和訳)
環境保全はモニタリングから
現在、私たちはかつてない環境の悪化に直面しています。自然状況の変化にみられる環境破壊は、日々私たちの生活だけではなく生命をも脅かしています。インドネシアでは工業化政策がこの環境破壊に大きく貢献してきました。
もしこのような状況をただ手をこまねいてみているだけでは、人類は大きな対価を支払わざるを得ないでしょう。環境を守るために環境に関心を持つことは、果たすべき大切な役割のひとつです。これまでの経験からみても、都市の貧しい人々だけでなく、農村部の人々でさえ、環境破壊の一番の影響を受けています。
環境を守るために人々が力をつけ、それを支援することは、とても大切なことです。その取り組みの一つが、地域の人々が自ら環境の変化をモニタリングする力をつけることです。モニタリングとは、真剣に、簡易に、長期間に渡って、そして多くの人々を巻き込んだ活動のことです。
今こそ、環境モニタリングを行なえるのは、知識人や活動家や政府の役人だけだという考え方を覆しましょう。地域の環境に対して社会的にも経済的にも文化的にも、そして感情面でも、一番身近な存在である地域の人々こそ、その地域の環境について一番よく知っているのです。
私たちがよくぶつかる問題は、いろいろな環境問題があげられる時使われる「専門用語」でが、それが地域の人々の意見と異なることがよく起こります。その場合、往々にして地域の人々の言う事実が「非常に科学的」であるということが忘れられがちです。彼らの表現が、明瞭で定量的で、たとえそれがあまりまとまりがなく、理論からかけはなれていても客観的であると思われる場合が多々あるのに、です。
逆に、正直に言って、さまざまな調査、専門家や大学やコンサルタント、あるいは他の環境機関が行なった環境アセスメント調査には多くの欠点や間違いがあります。もちろん、これは故意になされたものではありません。ただ、環境アセスメントを行なう調査者の能力や技術が限られていることが原因なのです。
たとえば、サンプル採取の場所が不適切であるとか、採取の時間が限られているとか、手法が適切であったかどうかも議論となるところでしょう。こういったことは、もし調査者がその地域の状況をもっともよく知っている人々、すなわち地域住民から情報をできるだけ収集していれば最小限にすることができます。
環境アセスメントなどが行なわれる地域の人々は、この地域の地形や状況等について調査者よりもはるかによく知っているでしょう。地域の人々からより多くの情報を得ることによって、調査のバイアスを小さくすることは可能です。
インドライヨン社のパルプ工場が、いつどのように廃水処理場を通さずに直接廃水をアサハン川に流しているかは、シルアル村の人たちの方がよく知っています。同様に、南スマトラ州ムラニル村の漁師たちの方が、TEL社の建設によってどれだけ漁獲高が落ちたかを日々の漁労を通じて実感しているはずです。
ルヌン水力発電所建設の下流に位置するスンブール地域の人々は、自分たちがどれだけの水田を耕作し、そのためにどれだけの水が必要か、そしていかに流域の環境が変わってしまったかを知っているはずです。
ですから、ある地域でプロジェクトが行なわれる時、その地域の人々が環境アセスメント調査に関わることは、地域の人々がプロジェクトによって被害を受けないためにも、非常に大切なことなのです。
もし地域の人々が、自分たちで環境についての調査ができたらどんなによいだろうという背景には、この考え方があります。環境モニタリングは、環境保全や環境破壊をくいとめる第一歩として、十分に意味のあることです。それ以上に、地域の人々にとって、よい環境の中で生活を営む権利を訴えるための手段にもなり得ます。
この本は、誰にでも簡単にできるモニタリングを行ないたい人々のために作られたものです。この本は多くの方々の支援によって発行することができましたが、とりわけ、環境を守ろうと必死で頑張っている地域の人々のおかげです。これまでのみなさんとの関わりが、この本の主要な部分を占めています。この場を借りて心からお礼を申し上げます。また、この本の発行に際し、資金面でのご支援をいただいた日本の立正佼成会一食平和基金にも厚くお礼を申し上げます。
このガイドブックを今後も充実させていくために、皆様からの批判、提案を歓迎します。
メダン−東京 2001年8月
原田泰、井上真、岡本幸江、出雲公三、ケネディ・アミン、ポルタック・シマンジュンッタク
<本書の目次>
序文
この本の使い方
環境概論
環境とは/生物のための環境/環境問題/人間が引き起こす問題/現代の環境問題の特徴/社会問題/環境の構造/3つの層の重なり/流域とは/環境改善のための活動/環境問題を解決する/環境改善のためのステップ
モニタリング概論
モニタリングとは/モニタリング/モニタリングの目的/目標を決める/比較によって環境破壊を知る/モニタリングの結果/モニタリングの流れ/計画をたてる/モニタリングを実施する/観察、記録など/データを解釈する
情報とデータの集め方
マッピング/土地利用と汚染指標/水性生物を知る/水質を分析する/流量を測る/植生と土地利用の変化を調べる/土壌侵食を調べる/地域で利用・管理してきた樹木を記録する/土地利用に関連する社会経済的なことを調べる
問題の解決
汚染源/調査結果から得られた問題を抽出する/問題の構造を分析する/問題の解決策を考える/行動計画をたてる/実行する/評価を行なう
ケーススタディ
1. 住民によるマッピング(ルヌンの水力発電所建設の事例) 2. 流量の測定(ルヌンの水力発電所建設の事例) 3. 環境破壊による社会的影響(サモシールの森林伐採の事例)
4. 植生と土地利用の変化(サモシールの森林伐採の事例)
5. 銅プレートの取り付け(ポルセアのパルプ工場汚染の事例)
6. 地域住民の汚染認知(ポルセアのパルプ工場汚染の事例)
7. 工業団地の地図づくり(メダン工業団地の事例)
8. マングローブ林破壊の実態把握(北スマトラ州東海岸部の事例)
9. ルマタン川の汚染調査(南スマトラ州パルプ工場建設の事例)
(本書はインドネシア語です。)
【お問い合わせ】
日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5階
Tel: 03-5818-0507 Fax: 03-5818-0520
E-mail: janni@jca.apc.org

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