| 2001年2月13日 「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク 代 表 松井 やより 様 事務局長 東海林路得子 様 NHK番組制作局 教養番組部 このたび、教育テレビ「ETV2001」のシリーズ「戦争をどう裁くか」の第2回「問われる戦時性暴力」の制作にあたりましては、貴団体他が主催された「女性国際戦犯法廷」について、資料のご提供や長時間にわたる取材へのご対応など、様々なご協力をいただき、誠にありがとうございました。 今回の4日間のシリーズについては、放送中および放送後を通じて、多数の視聴者の方々から反響をいただきました。この番組を通じて、「法廷」の趣旨や意味を視聴者に受け止めていただき、「人道に対する罪」という世界のうねりとなっている今日的課題について考える材料を提供できたのではないかと考えております。 さて、貴団体から当協会会長宛の2月6日付「見解と公開質問状」を確かに受領しました。当番組の責任者である小職より、ご回答申し上げます。 記 ○ 「ETV2001」・シリーズ「戦争をどう裁くか」は、1月29日から2月1日まで、第1回「人道に対する罪」、第2回「問われる戦時性暴力」、第3回「いまも続く戦時性暴力」、第4回「和解は可能か」の4本を放送したものです。 ○ 20世紀に繰り返されてきた戦争や紛争の中で起きた、様々な人権侵害や犯罪行為を、「人道に対する罪」という国際法の枠組みの中で検証し、未来に向けた和解を実現しようという取り組みが世界各地で始まっています。 ○ シリーズの第2回は、「人道に対する罪」を巡る世界の動きや第二次世界大戦中のいわゆる「慰安婦」問題の歴史的経緯とともに、貴団体他が主催された「女性国際戦犯法廷」の問いかけるものを紹介しました。その上で、日本とアジア諸国の和解への道を探ることの意味を考えようとしたものです。 ○ シリーズ第2回は、NHKが決定した4本シリーズの企画意図と編集方針に基づいて、NHKと、NHKエンタープライズ21およびドキュメンタリージャパンの3者が、共同で制作したものです。 ○
番組の中で、「法廷」の問いかけるものについては、傍聴した歴史学者や「判事」をつとめた国際法の専門家の意見を紹介した上で、スタジオの二人の出演者に、哲学・現代思想等の立場から語っていただきました。 ○ 視聴者の皆さまから、番組のねらいがよく理解できたとのご意見を多数いただいていることからも、番組は、「戦時性暴力」「人道に対する罪」という世界のうねりとなっている今日的課題について公正に紹介し、視聴者の判断材料として提供できたのではないかと存じております。 ○ 今回の番組シリーズについては、様々な立場の方からご意見ご批判をいただきましたが、私どもは、一貫して前述の企画意図と編集方針に基づいて番組制作を進め、予定通り放送をいたしました。
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