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今年も大学の新学期が始まった 



 

 

 4月10日、A大学で新学期の授業が始まった。こちらの大学は非常勤講師で10年目になる。前期に担当している科目は「社会科・地理歴史科授業研究」だが、この科目は例年2時間目と昼休みを挟んだ3時間目とを希望して、そのままかなえられてきた。今年もそのつもりでいたが、前日にチェックして1時間目になっているのに気がつき、慌てた。
 大学のキャンパスのある南草津に1時間目(9時開始)に間に合うためには、茨木市の自宅を7時すぎに出ねばならない。「まあ早く出たら、出たらで、午後に映画を見たり、美術館に行ったりできるし、午後の日程(裁判等)が入る時もあるし、まあいいわ。」と気楽な気分で出かけたが、駅に着いて「ああ、ラッシュアワーだ!」と気がついた。それも、高槻駅か京都駅で座れたし、「これだったらまあいいな。」と思ったのが大間違い。南草津駅に8時10分に着いたが、新学期初日なので、学生のラッシュアワー!で駅の階段が長蛇の列でなかなか降りられない。その上、大学行きのバスに乗るまでがさらに長蛇の列で、乗ったと思ったらこれがまた大渋滞だった。いつもは15分ほどで大学に着くのに、大学に到着したのが9時前だったが、なんとかぎりぎり授業に間に合った。僕がはらはらしていると、新入生の「間に合うかな?」のため息が耳に入ってきた。その気持ちが痛いほどよく分かった。先が思いやられる。
 次の週、もう1列車早めて、7時15分前に家を出て、8時頃に南草津駅に着いたが、1列車早いだけあってで、バスも空いていて、渋滞もなかった。やれやれだった。

「履修人数制限」が明記される

 B大学は後期(秋学期)のみの授業なので、例年は新学期早々には大学に行かないのだが、今年は大学図書館に本を返し、新しい本を借りるために4月3日に大学に出かけた。新入生が大学のガイダンスのために大勢つめかけていた。今年も18歳の若い学生さんたちと「教職概説」の授業で出会えるのだなと感慨深いものがあった。なお。B大学は専任教員の定年が70歳となっていて、非常勤講師もそれが適用されるので、私もこの授業は今年かぎりとなる。
 大学から送付された「平成25年度 教職に関する科目の授業運営について」によると、一昨年度に私の要望した「履修人数制限」について、正式に「200人」以下とする措置が明記された。(実際には昨年度より実施されている。)やはり「言うべきことをきっちり言うことが大事」。また、その経過については、以前に書いた(余録)「大学の契約更新問題」をご覧ください。

この文書については添付ファイルをご覧ください。

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