節 気 情 報2004

12月21日は「冬至(とうじ)」でした。(前年)

中型のバックホー(ユンボ)とトラックで農道の補修・整備に力を貸して下さるIWさんのスケジュールの都合で、工事期間は12月22ー24日の3日間と決まり、下準備の土嚢作りと運搬、杭つくりで結構時間をとられました。この間、佐久間喜久夫さんの竹藪に仕掛けておいたくくり罠に、イノシシ(雌、体長120cm,体重ca.70Kg)が掛かり(04/12/16)、これを解体する機会がありました。畑のサトイモは堀り終えていたので(04/12/08)、斜面林の下刈り・掃除(04/12/13,17.18)と火燃し(04/12/19)を終えて、農道工事に着手できました。

今年は、一言で言えば「怒濤の年」でした。谷津とその周辺林でのイノシシ(イノブタ)の被害を減少させるには、年間を通しての駆除対策が必要で、その為の手だて(銃砲所持許可、狩猟免許、害獣捕獲許可)に加えて、罠を管理するための手だてには、自動車運転免許と自動車の保有まで必要になり、更に、田畑耕作の合間にクレー射撃で腕を確かにする必要もありました。

言い訳に過ぎませんが、その結果、このホームページの内容も以前より雑な情報に終始してしまいました。新しい年は、もう少し内容のある情報を提供できるよう、精進したいとおもいます。(05/01/04)

12月7日は「大雪(たいせつ)」でした。(前年)

東京での最高気温が40.2°Cまで上昇して夏日となった(04/12/05)翌日の最高気温が14.5°Cに急降下したり、また本州には直接影響が無いのでニュースにもならなかった様ですが、例年になく多い台風(29号)の発生など、12月に入っても、気温などの気象の変動は異常なものでした。この寒さで、谷ノ下 ではサトイモの葉が萎れました。

12月に入って、長年の念願であった、農道の補修・整備に着手できるめどが立ったので、道路脇の草刈をし(04/12/06,07)、それを燃していて下火になった火燃し場を離れて昼食を摂っていたのが、この事をすっかり忘れて別の仕事をすると言う”おおぼけ”で、放棄田へ延焼させると言う大失態をしてしまいました(04/12/08)。幸い、30分ほどの無我夢中の消火活動でどうにか鎮火させる事ができましたが、結局、放棄田の地主さんへ謝りに回る事になりました。今、放棄田の焼けた跡を見ると、孤軍奮戦しながらも、よくぞここまでで火をくい止められたものと、感無量です。携帯電話が通じない谷津でもあり,加勢を呼ぶ事が出来ませんでしたし、また折り悪く昼食時であったため、市野々集落の人たちは気づかなかった様です。(05/01/04)

11月22日は「小雪(しょうせつ)」でした。(前年)

12月に入ったと言うのに沖縄地方では台風27号の影響を受けているそうですし、今朝(04/12/05)などは、台風並に発達した前線を伴った低気圧が日本列島の南岸沿いに東進して、東京では12月としては観測史上初めての40.2メートルの風速を観測したそうです。また、吹き込んで来る南西の風の影響で、夏日になりそうだとNHK-TVの正午のニュースで報じていました。皆さんは、こんな気象状況をどのように受け止めていらっしゃるでしょうか?

我が家の谷ノ下での農事も、サツマイモを堀り(04/11/23)、その跡にムギを蒔き終え(04/11/27)、残るはサトイモ堀りと斜面林の下草刈りだけになりました。暑い夏でしたが、悪い事ばかりではなくサツマイモは、苗を植えたのが異常に遅かったのですが(04/07/17)、収量は我が家ではとても食べ尽くせない量の収穫になり、知り合いでイモ好きの方たちに配っています。例年なら、イノシシ(イノブタ)に横取りされたところですが、調査用に仕掛けてある罠の性か、幸いサツマイモ畑は荒らされずに済みました。イノシシ(イノブタ)と言えば、谷ノ下周辺に出没する奴らの昼の「寝や」と見られる場所を突き止めました(04/11/13)。ところが、翌日、家内にその場所を見せようと不用意に近づいて、極めて近い距離でイノシシ(イノブタ)に遭遇し、危うく難を受けるところでした。

谷ノ下には初霜がおり(04/12/02)、集落の畑などに植えられているキューイフルーツやハヤトウリの葉がすっかり萎れてしまいました。これからは、たき火無しには畑仕事も山仕事も手に着かなくなる程、一段と寒くなります。(04/12/05)

11月7日は「立冬(りっとう)」でした。(前年)

関東地方に木枯らし1号が吹いた日付を記録し損ねたので、正確ではありませんが、太平洋沿岸を前線を伴った低気圧が東進した日(04/11/01)か、木更津の丘陵部に早朝濃霧が発生して、車のライトをつけて時速30ー40キロのスピードで恐る恐る走った日(04/11/02)ではなかったかと思います。仕掛けた罠を見回るために、連日出かける性か、農事が捗らず、このホームページの更新もままなりません。赤米の脱穀(04/11/07)、雑種イネの、計量するため籾を外し終えると(04/11/21)、もう次の節気に至っていました。

ノスリの鳴き声を聞いているのですが(04/11/02,05,18,19),なかなか姿を確認できません。ツグミも鳴き声(04/11/18)だけで、まだ姿を見ていません。また、ジョウビタキ(04/11/02,04,17,18)も鳴き声ばかりです。11月は暖かかったので、時折、ヤマアカガエルの「キャララッ、キャララッ、......」と鳴く声がしていました。チョウ類では、キチョウ(04/11/17,21)、ウラギンシジミ(04/11/17)が、トンボ類では、オオアオイトトンボ(04/11/17)の交尾のつがいを見てからは、僅かにアキアカネだけになりました。林縁の植物では、リュウノウギクがほとんど萎れ(04/11/18)、トネアザミも残花が僅かに残り(04/11/17)、残るは暖かい日にリンドウが花開くだけです。カントウタンポポの開花個体を武田川の源流の方へ入った東向き斜面の畑の土手で見つけました(04/11/19)。(04/12/05)

10月23日は「霜降(そうこう)」でした。(前年)

K自動車教習所の高齢者入学生の中では、40年の歴史をみても十指に入るのではないかと思われる私でも、指導員の方々の懇切丁寧な指導で、どうにか卒業し、千葉県のいわゆるセンター試験にも合格してようやく自動車免許を取得できました。実は若い頃の私は、ボルネオやニューギニア高地へジープを駆って調査に行きたいとの夢を持っていて、昭和34年春自動車免許を取得したのですが、ペーパードライバーとして2回更新している内に外国へ渡ることになり、帰国後、貧乏世活でとてもマイカー族には入れそうにもないので、更新しかったのです。また、恩師の一人、S先生が地方で原発反対の先頭に立たれたのを機に、マイカー通勤を止められたと聞き及んだ事も、自動車免許の取得を止めようと思ったもう一つの理由です。このような経緯で現在にまで至っていたのですが、房総丘陵のホンドジカ、ニホンザル、イノシシ(イノブタ)による三大有害獣の現状、その適正な個体数の維持・管理に必要な調査に多少とも貢献するには、銃砲・罠と自動車は必要な道具であるとの認識に至ったのは、ほぼ一年前です。

このホームページに訪れて下さっている方の中には、自然保護や環境保全の立場から、銃砲や罠の使用に、あるいは眉をひそめられる方もいらっしゃるかと思いますが、現状をご理解戴くために、やや私的な事柄も含めた記事を書きました。房総丘陵の自然環境(生態系)は、建築用土砂採取、ゴルフ場、産業廃棄物の埋め立て場、高速道路建設ばかりでなく、先に挙げた有害獣によっても大きく変えられている事に関心を持って(自分に出来る立場で)対処して戴きたいのです。

谷ノ下の谷津の斜面林の林縁では、アキノキリンソウ、リンドウが開花し(04/10/24)、アオジのツイッと言う鋭い鳴き声、またヤマアカガエルも時折、キャラッ、キャラッと鳴き始めて(04/10/29)、冬の訪れを知らせています。Mさんの田圃と我が家の田圃の間にある放棄された田圃がある小さな谷津の中程で、千葉県下の資料が少ないアキザキヤツシロラン(ランクC、千葉県レッドデータブック)のさく果がスリット状に裂けて、将に種子を飛ばさんばかりの状態になっているのを見つけました(04/10/29)。以前に記述したモートンイトトンボと同様に、生物種によっては生育環境さえ整えば、その分布圏を容易に回復したり、広げたりする事が出来ると言うもう一つの例に挙げる事が出来ると思います。(04/10/31)

10月8日は「寒露(かんろ)」でした。(前年)

台風22号が千葉市付近を通過(04/10/09)したのですが、速度が速かった性か、30分ほど強風が吹いただけで実質的な被害は我が家に関してはありませんでした。続く23号は四国へ上陸して、一度、海へ出て近畿に再上陸し、東海、関東(八王子)と本州を縦断して、銚子沖へ抜けました(04/10/21)。こちらの方は、刈り取り前の一部の雑種イネが、もみ洗いしたようになぎ倒されました。今年ほど多くの台風が本土へ上陸したのは、観測史上初めてだそうで、村人と谷津で行き交う時に交わす言葉も、台風の話題が中心になります。

イノシシ(イノブタ)が谷津へ頻繁に出現する様になったので、2号箱檻罠とくくり罠をMさんの田圃の斜面林に仕掛けたのですが(04/10/07)、結局これには掛からず、後に部落の方から得た情報では、誰かが2号罠の付近に仕掛けたくくり罠に、70−80キロほどの大物が掛かったようです(04/10/23)。この時期は、11月中旬から始まる狩猟シーズンの下見に時々ハンターが訪れたり、またヤマイモを堀るのに多数の方が谷津の斜面林へ来るので、この捕獲が合法的であったかどうか定かではありません。

斜面林では、いつの間にかセミの鳴き声がしなくなり、谷津の上空へは冬の使者ノスリが訪れ(04/10/07)、トネアザミ、シラネセンキュウが開花(04/10/10)しました。遅れがちな我が家の農事も、おだ場の整理(04/10/07)、赤米などの刈り取り(04/10/10)に漕ぎ着きました。(04/10/31)

9月23日は「秋分(しゅうぶん)」でした。(前年)

東京の真夏日は70日を越えたようで、新記録だそうです。また、今年は台風の当たり年のようですが、房総半島はほとんど被害を受けず、イネの作柄は過去に例を見ない出来映えだったと聞きます。この台風の影響が意外なところに現れたのではないか、と考えられているのは、東北から北陸の日本海側にツキノワグマが多数出没し、ヒトへの被害が多発している事との関係だそうです。日本海を北上したり、山陰から北陸・東北の日本海側を縦断した台風の強風が、いわゆるドングリ類の実を叩き落とし、野ネズミ類の餌にはなった反面、クマの分け前が激減し、餌を求めて里へ下りてきているらしい、との見方がある一方で、やたらに林道を整備したので、これを通って里へ下るのだとの見解もあります。いずれにしても、ツキノワグマを収容しきれるだけの落葉広葉樹林の面積が相対的に少なくなっている事の査証でしょう。

私どもが耕作している木更津市真里谷字谷ノ下では、イノシシ(イノブタ)の活動が活発になっています。今は、土手の下の、刈り倒した草の下に集まるミミズを主に補食して回っているように見受けられますが、農作物への被害ばかりではなく、生態系への影響をも考慮に入れた調査が必須だと思います。更に、この様な食性を調べたデータを基に、地域ごとの生存(保存)可能な個体数を割り出すべきでしょう。未確認情報ですが、木更津市街からさほど離れていない、木更津市鎌足地区へイノシシ(イノブタ)が出現しはじめたようです。(04/10/06)

9月8日は「白露(はくろ)」でした。(前年)

晩秋から冬に食べる根菜類の播種時期を逸しない様にしなければならないのですが、意外に早く有害鳥獣駆除の許可が県から下り、さて、箱檻・わなを仕掛ける段階になると、この管理は他人任せに出来ないので、自動車免許を取得せねばならない事になってしまいました。自動車教習所通いで全ての秋仕事は後手に回っています。就中、雑種イネの開花期に重なり、このデータ集めだけは止めるわけには行きませんから、畑仕事は手抜きになってしまいます。また、週に2回通っていた谷ノ下へは、1回になり、生物の観察記録がかなり雑なものになってしまいました。

夏の猛暑を反映したのか、ちょっと変わった現象ではヒガンバナの開花(04/09/08,木更津市苗圃に近くの竹林縁)が例年になく早かった事です。谷ノ下では、ヤマホトトギス(04/09/12)、シロヤマギク(04/09/17)、ゴマナ、キバナノアキギリ、ツリフネソウ、ミゾソバ(04/09/19)が開花しています。また、小型のワシ・タカの仲間(ツミ?)を観た(04/09/17)のは、渡りの途中の個体かも知れません。(04/10/06)

8月23日は「処暑(しょしょ)」でした。(前年)

今夏は偶数号の台風が日本列島に大きな被害をもたらす傾向があるようで、太平洋上を日本へ接近しつつある16号の今後が気掛かりです。もう一つの気掛かりな事は、イノシシ(イノブタ)の被害が拡大し始めていることです。農作物への被害はもとより、この谷津の生態系への影響(今年もサシバの子育て失敗か?)が懸念される事です。

昨年のこの節気の項で書きましたが、一年たってようやく有害鳥獣駆除申請にまで漕ぎ着きました。銃砲所持許可とわな猟・銃猟免許の、個人で出来る対応にほぼ一年かかるのは、千葉県のわな猟・銃猟免許試験が年2回(6、8月)に制約されるので仕方ないとしても、地方行政所管機関での有害鳥獣駆除の追加申請の流れが滞り勝ちなのは、如何なものかと思う。私どもの谷の下での活動が、谷津田とその周辺林の生態系保全との関わりに重点をおいている事もあって、この線で申請しています。もし許可されれば千葉県では最初のケースになるようです。しかし、私どもが関われる範囲には限度があり、小櫃川の支流の一つ武田川の、そのまた枝沢の小さな谷津とその周辺林でしかありません。小櫃川水系の上流域での森林などへの獣害の現状を考えると、もっと広域な水系全体を念頭に置いた、害獣駆除の早急な対応が迫られているのです。奇しくも、サル学者のI氏(宮城教育大)が、(餌付けに起因すると考えられる)離れサル(群)の害獣駆除をも視野に入れたNPO法人を立ち上げ、狩猟免許を取得したとの記事(04/08/27,朝日新聞12版,ヒト欄)と、バードストライクによる成田空港での事故防止の観点から、散弾銃によるムクドリ駆除が行われているとの記事(04/08/28,朝日新聞p27,千葉12版N)を、紙上で読みました。

谷の下で鳴いていたホトトギスとウグイスは、前者は14日に、後者は22日、最後に鳴き声を聞きましたが、27日には両者の鳴き声を聞きませんでした。更に、木更津波岡地区でキツネノカミソリが咲いて(04/08/26)、秋の深まりを実感して居ます。(04/08/29)

8月7日は「立秋(りっしゅう)」でした。(前年)

それぞれの節気になると花が咲いたり、昆虫が鳴き出したり、鳥が渡ってきたりするのを、現代の日常生活ではなかなか観たり聞いたりしないで過ごしがちです。少し注意深く周りを観ていた性か、今年のような暑くて長い夏でも、秋の訪れを告げるツズレサセコオロギの鳴き声を、我が家の庭先で明け方聞き(04/08/07)、ギンヤンマを金谷で観ました(04/08/06)。たまたま訪れた群馬県前橋市郊外の草むらでは、キリギリス(04/08/11)を、また、エンマコオロギ(04/08/13)は自宅裏庭で、カンタン(04/08/15)は木更津市中烏田で鳴いているのを耳にしています。

台風10号の余波で、谷の下の谷津田の斜面林からしみ出る水の量がどうにか、渇ききるかに思える圃場と畑を支えています。自宅の畑では朝に夕に水やりを欠かせないのですが、今夏は暑さにめげて週一回しか訪れていない谷の下では、草むら状態の畑で地はいキュウリが土嚢袋一杯収穫できるのは、やはり周辺斜面林のダム効果の恩恵の一つでしょう。イネの刈り取りは、鴨川市で早稲のフサオトメを刈り取ったとのニュースを聞いた(04/08/05)のに続いて、木更津でも海岸に近い岩根地区(04/08/11)から内陸部の真里谷市野々地区(04/08/14)へと移っています。我が家の農事はソバの刈り取り(04/08/07)、草刈、畑の草取り(04/08/07,14)に続いて、古代米の雑種系統四代目が開花し始め(04/08/14)、ラベル付けに追われています。(04/08/29)

7月23日は「大暑(たいしょ)」でした。(前年)

兎に角、暑い7月でした。横浜、千葉の7月の真夏日は25日間を記録したそうです。その上、我家の谷津田がある木更津市真里谷に近い市原市牛久では最高気温が40.2℃(04/07/20)、木更津市でも38.9℃(04/07/21)を記録したそうです。丁度、ダイズを定植する時季とこの暑さと日照りが重なったので、活着するかどうか心配したのですが、幸いほとんど全株が活着しました。生き物の生命力には今更ながら驚かされるばかりです。この暑さで、私は、7月3日の作業中に熱中症にやられたらしく、その上、夏カゼを併発して体調がなかなか回復せず、その後は谷津田へ作業に出かける時は、4時過ぎに自宅を車で出て、5時頃から4時間の作業で切り上げています。結局、二番草も取らず、7月は最低限の谷津田管理になってしまいました。

生物の記録では、ヒグラシの初鳴き(04/07/17,木更津市八幡台)、ミンミンゼミの初鳴き(04/07/20,木更津市内、04/07/24,谷の下)、ツクツクホウシの初鳴き(04/07/27,木更津市真里谷キャンプ場)、イネ(コシヒカリと早稲系統)の出穂(04/07/17,木更津市市野々)などは、時季に関しては正確さに欠けるかも知れません。谷の下では、ウグイスは未だ囀っていますが(04/07/31)、サシバの鳴き声(04/07/21,終鳴?)とホトトギスの鳴き声(04/07/24,終鳴?)を聞かなくなりました(04/07/31)。変わったところでは、アマサギ6羽とチュウサギ(親子?)の混群が採餌に来ました(04/07/17)。谷津にはオニヤンマの個体数が増え、斜面林の林縁にはクサアジサイの花が盛りを迎えました。(04/08/03)

7月7日は「小暑(しょうしょ)」でした。(前年)

関東・甲信地方の梅雨明けが7月13日に発表されましたが、木更津も含め、関東・甲信地方では6月下旬から雨らしい降雨が無いうえ、各地で猛暑が報告されています。その性か、アブラゼミの初鳴きが上旬に、太平洋側の千葉ー日本海側の富山を結ぶ線辺りまで北上していると、NHK−TVのニュ−スで放送されていましたが、場所によってはニイニイゼミと混同されているのではないかとの疑いを持っています。木更津市八幡台では、ニイニイゼミとアブラゼミの初鳴きは前者は7月7日、後者は15日でした。また、カンタンは7月14日から鳴き出しました。

谷ノ下の谷津田もしみ水の量がだんだん乏しくなり、赤米田圃がほとんど乾き、一番草が取れない状態になりましたが、広い方の雑種田圃(主田圃)はどうにか水位が保たれていたので、一番草だけは取り終えました(04/07/03)。斜面林ではニイニイゼミが鳴き出し(抜け殻と羽化し損ない個体を採取)、ヤマユリ、ダイコンソウ、クサアジサイが咲き出しました(04/07/10)。また、未同定のイトトンボが羽化し、オニヤンマ(と思われる)とウチワサナエが田圃の上のかなり高い空間を、イネに近い空間をウスバキトンボやシオカラトンボが飛翔しています(04/07/10)。ぶんげつし始めたイネの株間にいたモートンイトトンボの姿が見えないのは、アオモンイトトンボに捕食されて個体数が減った為かもしれません。(04/07/16)

6月21日は「夏至(げし)」でした。(前年)

梅雨の中休みが12日(04/06/12)から台風6号が四国に上陸して本州を横断した21日(04/06/21)まで続いたので、この晴天を利用して赤米の田植え(04/06/15)、サトイモなどの定植(04/06/15)、コムギの脱穀、疎分別、畑の草取り(04/06/18)、雑種田圃の一番草、農道や土手の草刈り(04/06/23)など、待った無しの初夏の農事が一気に重なったのですが、どうにかこなしています。

この間に、Sさんの納屋の軒下で育っていたツバメが巣立ち、谷ノ下の谷津田の斜面林でもサシバの雛が孵ったのか、親鳥とは違う鳴き声がしています(04/06/15)。斜面林の林縁ではムラサキシキブ、オオバギボウシが開花し(04/06/15)、ドクウツギの実が朱色に色づきました(04/06/18)。また、土手ではモジズリ、コマツナギ、ウツボグサ(04/06/18)、オカトラノオ(04/06/23)が開花し始めています。トンボの仲間では、ヒガシカワトンボが姿を消し(04/06/15が最後)また、ホソミオツネントンボが死骸で水路に浮かんでいました(04/06/23)。これらと入れ替わってウスバキトンボ(04/06/18)、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ(04/06/23)が飛び始めました。過日訪れた南房総の金谷ではヤマユリやハギが開花していました(04/06/17)が、谷ノ下での開花には少し早いようです。暑さもこれからが本番です。その分だけイネや野菜が成長しますが、雑草が伸びるのにも悩まされます。今朝のNHK−TVニュースの時間に、宮崎県ではイネが開花したと報じていました。(04/06/29)

6月5日は「芒種(ぼうしゅ)」でした。(前年)

谷津田へ通うのに使うJR久留里線の車中では、時には通勤ラッシュ時間帯を避けられないのですが、谷津田で新鮮な空気を十分吸い込む性か、風邪に罹りません。ところが、只一回のJR京葉線利用で、扁桃腺を腫らす羽目になって、10日ほど谷ノ下の谷津田へ来ないでいると、よそ様の谷津田ではすっかりイネが成長して田圃の地面が見えなくなっていました。西日本では5月29日に梅雨入りとなり、関東地方は6月6日に梅雨に入りました。昨年は余裕の田植えと「さなぶり」をしたのに、今年は、雑種四代目の6系統を植えましたが(04/05/05)、まだ赤米の田植えが終了していません。梅雨の晴れ間を狙って、少し早いがコムギの刈取りを済ませました(04/05/08)。

JR久留里線の東横田駅近くの水田で採餌をしているアマサギとチュウサギの混群を見ました(04/06/05)。ずいぶん前に、TVのどこかの局で、アマサギがシベリヤへ飛来するのは異例な事だと報じていましたが、この地方への飛来は例年通りの様です。谷津田の斜面林ではマダケの筍が出始め、クリ、シモツケ、アカショウマの花が咲き、また今年もモートンイトトンボが孵りました(04/05/05)。変わったところでは、向かいの山で白い花を着けている樹種が同定できなかったのですが、双眼鏡で覗いたらなんとヤマボウシでした(04/06/06)。庭木の一本にしたいと、無理を言って知人から譲り受けた直後でもあり、とんだ「灯台下暗し」の体たらくと言うところです。(04/06/09)

5月21日は「小満(しょうまん)」でした。(前年)

谷津でホトトギスの初鳴きを聞き(04/05/19)、モミジイチゴの実が黄色く色づくと、我家の田植えの日取りを最終的に決めなければなりません。種籾を水浸した時は6月中旬を考えていたのですが、苗の育ち具合から上旬と中旬の二回に分けることにして、農作業を急ぎようやく雑種四代目の6系統を田植えしました(04/06/05)。

この間、台風2号の異様に早い本土接近(05/05/21)が、首都圏直撃になるかと心配しましたが、幸い房総沖を進んで、被害は微小でした(谷ノ下の出造り小屋の屋根の割竹が、ブルーシートに溜まった雨水の重さで押し曲げられ、屋根が崩壊する寸前になった)。斜面林では、ハコネウツギ、ウツギ(04/05/24)が、また栽培のクリやスイカズラ(04/05/26)が開花し、ジャコウアゲハの個体数が減ってアオスジアゲハ、モンキアゲハ(04/05/24)が飛び出し、コミスジ、イチモンジチョウ、ヒメウラナミジャノメ(04/05/19,22,24,26)など、6、7月に普通に見るチョウ類に変わってきました。また、ホオジロが北側斜面のソングポストで「一筆啓上仕りぺいよ」と房総訛りで囀っています。移動中と思われるツツドリの声も聞きました(04/05/19,24)。梅雨もまじかな様です。(05/06/09)

5月5日は「立夏(りっか)」でした。(前年)

過日、NHK第一チャンネルの天気予報の放映で、先月の平均気温が東京、横浜、千葉で例年に比べ+2℃と、観測史上最も高い値であったと報じていました。2月の高温とも相まって、高温で推移する気象を反映しているのか、例年なら6月上旬に見るような、シイ(04/05/03,波岡地区)、クスノキ(04/05/06,波岡地区)、ノイバラ、イボタノキ(04/05/08,谷の下)、ホオノキ(04/05/09,佐倉)の開花が始っています。

市野々地区の谷津田では、遅い田圃でもゴールデン・ウィークの連休中に田植えが終わりました。谷ノ下では、谷津の入り口に位置するMさんが田植えを終えたので、残るは我家だけです。種籾の水浸を先月末に始め、苗床のプランターへ連休の終わりに播種し(04/05/05)、今では草丈が3−4センチに伸びています。当初は雑種四代目の中から、草丈や粒数の多い6系統を選んで植えるつもりでしたが、稲藁を利用する事を考えると、小面積だけでも赤米を作っておこうと、急遽、播種しました(04/05/14)ので、今年の田植えは6月中旬にずれ込みそうです。今まで雑種用に使っていた田圃を、この赤米用に使う事にして、粗起こし(04/05/12)、小切り(04/05/15)を済ませましたが、雑種用に使う田圃は粗起こしに少なくとも3日かかりそうです。よる年波には勝てず、粗起こしは年々辛い作業になりますが、このスコップで粗起こしをしてできる湿った土塊の裏にシュレーゲルアオガエルが産卵しますので、このカエルの個体数をあるていど維持しようとすると、この作業は欠かせません。田圃に水を入れたとたん、アマガエルやシュレーゲルアオガエルの卵塊が目立つようになり、またツチガエルの鳴き声が変化(恐らくコールに)しました(04/05/15)、更にまた、大きくて腹部が黄色味を帯びているドジョウが土塊に身体をこすり付けるように、(産卵らしい)行動をしているのも目立ちます(04/05/15)。斜面林の林縁では、エゴノキ、コゴメウツギ、ガマズミが開花し始めました(04/05/15)。畑作物ではジャガイモと5センチほどに伸びたソバの苗に混じって、15センチほどに伸びたおのれ生えの個体が開花しています。コムギは、麦秋の色づきを見せるのには少し早いのに、もうスズメが熟期の様子見に来る様になりました。(04/05/16)

4月20日は「穀雨(こくう)」でした。(前年)

夜半から降り出した雨は、明け方に本州を前線が通過してから晴れて、関東の内陸部で日中の最高気温が30℃を越す真夏日(04/04/20)となったようです。農作物にとっては、将に恵みの雨でしたが、一転して最高気温が10℃にも満たない寒い日(04/04/24)がやって来るなどは、「八十八夜の忘れ霜(遅れ霜とも言うそうです)」と言って、播種時期でも油断するなと古人が戒めた「作業格言」は、こう言う天候状態を指し示しているのでしょう。更にまた、27日には(04/04/27)、再び本州東北部を前線を伴った低気圧が通過し、今度は何と30m/s以上となる台風並みの風と、場所によっては40mm/h以上の降雨があった様です。こんな天気の荒れ振りや、NHKの天気予報の時間に、TV画面で示される地球全体の雲の様子を眺めていると、地球が異常気象期に入っているのではないかと、何となく不安に思ってしまいます。

谷の下ではサシバが四羽(二組のつがいか?)が盛んに鳴きながら谷津の比較的低空を飛翔し、営巣場所に近い餌場の物色行動をしているようです。また、ジャコウアゲハ(04/04/17)やヒガシカワトンボ(04/04/24)が飛び始めています。斜面林ではヤマザクラ系統のサクラの花が終わり、ウワミズサクラ(04/04/17)が咲き、続いてコバノガマズミ、コバノトネリコ、ミズキ、フジが咲き出しました(04/04/24)。息が荒い天候とは言え、作業の合間に見るこの時季の谷津の眺めは、伸ばした腰の痛さを忘れさせてくれます。ジャガイモの茎葉が伸び、コムギが出穂して、いよいよ谷津田耕作に本腰を入れなければならない時がやって来ます。今日は、種籾の選別・水浸をしました。(04/04/28)

4月4日は「清明(せいめい)」でした。(前年)

昨春は、コゴミ(クサソテツ)採りの場所へ一番乗りできず収獲が少なかったので、今年はなんとか一番のりをしたいものと、機会をうかがっていたかいあって、萌え出したばかりのコゴミを心行くまで採る事が出来ました(04/04/06,08)。毎年思うのですが、この時季の里山の樹々の色具合の変化は、筆舌に尽くし難い美しさがあります。然もその変化の速さは2、3時間ほどで移り変わるのですから、谷津田耕作をする者への、自然がくれる最高の贈り物だと思います。

我家の周辺では、隣家へツバメが飛来(04/03/30)して軒下に巣作りを始め、庭の畑では菜の花(ダイコン、コマツナ、ナバナ、カラシナ)の周りでモンシロチョウが舞っていて、躍動の春を感じます。また、北米の無花こう節エンレイソウの一種(04/03/31)に続いて、保護を目的に周辺の谷津から移植したニリンソウやアマナなどの野草が、出芽、茎葉展開、蕾形成、開花と目まぐるしく変化しています。市野々の谷の下の谷津でも、サシバの姿を確認(04/04/03)し、つがいで飛ぶ(04/04/11)様子も見ました。ただ、この時季になってもヘビ類を全く見ていませんので、子育てに必要な餌が十分量確保できるかどうか気懸かりです。他にウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、アオジ、コゲラ、カケスなど、谷津には一日中小鳥たちのコールが絶えません。オツネントンボ、シオカラトンボ(04/04/03)のトンボ類、ヒメアカタテハ、ルリタテハ、キチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ミヤマセセリのチョウ類の個体数も増えました。トウキョウサンショウオの卵塊(04/04/03)、アズマヒキガエルの卵塊(04/04/03)、シュレーゲルアオガエルの卵塊(04/04/11)を見ました。谷津田の斜面林の林縁や土手には、カントウタンポポ、ミツバスチグリの開花個体が増え、ツリガネニンジン、ヤブレガサ、モミジガサ、ゼンマイ、ワラビの茎葉が出芽して、山菜の採り頃です。また、シラン(04/04/11)、ヒメハギ、カキドウシ、ムラサキケマン、ツルカノコソウ、ツボスミレ(04/04/03)が開花しています。ここ中山間地の木更津市真里谷市野々地区でも田植えが始まりました。(04/04/13)

3月20日は「春分(しゅんぶん)」でした。(前年)

「春分過ぎてのコムギの追肥」は、草丈を高くはするが倒伏し易くなるので、避けるのが普通だと、Sさんの奥さんに教えてもらいましたが、谷ノ下では日陰でコムギの草丈が伸びないので、追肥として化成肥料をぱらぱら程度に散布してみる事にしました(04/03/28)。一方、自宅横の畑ではコムギの出穂が終わり、開花するかの勢いで草丈が伸びています。平場と中山間地では、一つの作物を取ってみても、これほど成長に差が出ますから、土地の「作業格言」を臨機応変に解釈しても良いものかどうか、これは一つの試みです。

春分を過ぎて、谷ノ下の谷津田周辺の動植物の活動は盛んになりました。斜面林では、コナラ、ヤマザクラの系統やウワミズザクラの芽が大きくなり、ヒガンザクラの系統と思われるサクラの樹が満開になりました(04/03/27)。林縁や土手では、ウグイスカグラ、モミジイチゴ、コスミレ、カントウタンポポ、ミツバツチグリ(04/03/27)、ホタルカズラ、ウマノアシガタ、ゼンマイ(04/03/28)が、畑の縁や畦にはレンゲソウ、オランダミミナグサ、ノミノツズリ(04/03/27)などが開花しました。また、ニリンソウ、フジバカマ、オミナエシ、ヤブカンゾウ(いずれも近所から移植)、リンドウ、ツリガネニンジンなどの茎葉が伸び出してきました。チョウ類の活動も活発で、ミヤマセセリ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ(04/03/27)、ヒメアカタテハ、ルリタテハ、キチョウ(04/03/28)を見ました。ユスリカ(04/03/27)とブユ(04/03/28)が、作業中に顔に当たると煩わしいほど沢山飛び始めています。これらを餌にする、カエル類の鳴き声が一日中、谷津にこだましています。小鳥たちの交尾・産卵期に入ったのか、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、、メジロはきれいなコールになりました(04/03/27,28)。(04/03/30)

3月5日は「啓蟄(けいちつ)」でした。(前年)

南房総では冬の気候が温暖で、花卉栽培が盛んに行われている事は、一般によく知られています。そうは言っても、2月下旬になると畑でジャガイモの定植が始まるなどは、北陸で育った私には初めは信じがたい事でした。今年は、ジャガイモの定植(04/02/27)が終わると直ぐ、ゴボウの播種(04/03/09)の準備をしました。播種の大体の目安は、ケヤキの芽が膨らむ時季だそうです。既に、JR木更津駅西口付近のケヤキの中の一本が開花しています(04/03/17)。今年は、2月に暖かな日が続いたので、ソメイヨシノなどの桜の開花は、例年より1週間程度早いと予想されていました。実際、東京ではちらほら咲き出したのが3月17日で、気象庁の東京での桜開花宣言は翌日(04/03/18)なされました。開花宣言は、標準木に5,6個の花が目視で観測され、なおかつ標準木周辺の桜の木に開花が認められる場合になされるようです。

啓蟄は、野山の生き物が蠢き始める時季だと表現されますが、今年の3月上旬の気候は、寒暖の激しいものでした。池に氷が張った(04/03/05)かと思えば、前線の通過に伴って南風が吹き込み、関東地方の最高気温が20度Cを越えた日もありました(04/03/11)。庭先ではニリンソウの葉が伸び出し(04/03/09)、付近の雑木林ではミヤマセセリとキタテハ(04/03/10)、ルリタテハ(04/03/14)が飛び始め、キブシ(04/03/14)に続いてオオシマザクラの系統と思われる樹が咲き出しています(04/03/19)。久しぶりに訪れた市野々の谷の下の”え”には、ニホンアカガエルの卵塊から、小さなおたまじゃくしが泳ぎ出し、またトウキョウサンショウオの卵塊がありました(04/03/07)。これからは生物の活動が急テンポで進みます。(04/03/19)

2月19日は「雨水(うすい)」でした。(前年)

今年は暖冬だった様です。特に、2月の平均気温は関東地方では平年より1.3度Cも高く、観測史上最も高い値となったようです。我家の裏庭ではバイモ(04/02/23)とアマナ(04/02/24)の茎・葉が出芽し、また畑ではグリンピースの栽培系統が開花(04/02/23)し始めています。また、隣接した里山からウグイスの初鳴を聞き(04/02/27)、地元の農家の庭先ではハクモクレンが開花(04/02/27)し始めまています。

昨日(04/03/02)、久しぶりに訪れた真里谷の谷の下ではウグイスの初鳴きを聞きました。さらに、サシバの鳴き声と思われる、あの特徴あるピーヨ、ピーヨの鳴き声もしました。サシバは例年3月下旬か4月上旬にならないと姿を見せないので、姿を見るまで確信が持てません。もし仮にサシバが東南アジアから飛来しているのだとすれば、これは記録的な早い飛来のように思います。田圃の水溜まりに産み付けてある(ニホン?)アカガエルの卵塊は、Sさんの奥さんの情報から察するに、2月29日に産卵がおこなわれた可能性が高いと思います。この日は、カエルの鳴き声が谷津中に鳴り響いていたそうです。暖かかった2月とは一変して、3月に入ったとたん木更津では小雪が舞いました(04/03/01)が、これからは畠作物の播種し、稲作をしている方は種籾を播く準備をする時季だそうです。(04/03/03)

2月4日は「立春(りっしゅん)」でした。(前年)

暦の上での春は、日中の日差しの温かさや、朝焼けが始まる時刻の著しい変化でも感じ取れます。こう言う変化には植物も動物も敏感で、木更津ではあちこちのウメ木の開花は勿論のこと、路傍や畑の縁のホトケノザ、オオイヌノフグリ、カントウタンポポの開花個体が多くなってきました。伊豆大島ではウグイスの初鳴(04/02/12)が、また館山市の城山公園ではコオズザクラの系統が開花(04/02/16)したそうですが、房総半島では、しばしばこの時季に積雪を見ます。木更津に小雪が舞った(04/02/11)直ぐ後に、「春一番」が吹きました(04/02/14)。この「春一番」の定義は、地方ごとに違うそうで、関東地方では立春から春分までの間に最初に吹いた、8メートルを越える南ないし南西の風を指すようです。

知り合いから、定年後に始めた炭焼きをして、里山をきれいにしようと取り組んでいる人を、一度訪ねてみて下さいと紹介されたので、早速、君津市市宿の小糸川左岸の高台にある炭窯を訪れてみました。すこし大きな竹炭窯を新築しようとしている私共には、この炭窯の作り方、特に窯の天井を作る粘土と砂の割合などは大変参考になりました。また、こんな内陸までイソヒヨドリ(04/02/17)が来ているのにも驚かされました。(04/02/18)

1月21日は「大寒(だいかん)」でした。(前年)

今年の寒中は、北からの寒気が強く寒さが厳しい状態で推移し、関東地方は乾燥しているので風邪がかなり流行しているようです。それでも、風が穏やかになると我家の畑では、ヒメアカタテハが舞っています(04/01/26)。昨日(04/02/02)、恵みの雨が降り畑の土がしっとりとしました。日本列島の北では、オホーツク海に面した北海道枝幸町の海岸には流氷が流れ着き、一方、南の宮古島ではカンヒザクラの開花(04/01/28)を、また広島県ではセツブンソウの開花(04/02/03)をNHK−TVニュースで伝えていました。関東地方の平野部でも草木の芽はそろそろ動き出すでしょう。

例年、地区の公民館で主催する七草がゆの摘み草とお粥作りに参加するのですが、新暦で行うと、ナズナやホトケノザの草丈が低く探し難いので、旧暦の七草の頃に行う事を提案していたところ、今年は旧暦では、七草は1月27日ですので、1月31日に行われました。ずっと乾燥状態が続いた割には、山陰の春の七草は旺盛に成長しており、一月の七草の頃に寒さで葉焼けしていたセリの葉先がすっかり伸び、またホトケノザ(コオニタビラコ)の茎葉も十分展開し大変見つけやすい状態になっていました。他にも、陽だまりのタチツボスミレやヒメウズが開花しており、またお母さんに手を引かれて参加していた3歳くらいの女の子が、ニホンアカガエルの雄を見つけました。内陸部に位置する私たちが耕作している木更津市真里谷字市野々の、谷の下では小川に面した崖には氷柱が下がり、谷津田は表面から10センチほど凍っています(04/02/01)。猟犬の首に取り付けられた発信機から出るピーッ・ピーッ音が、休日の谷津にこだましていたのですが、そろそろ狩猟期が終わり、元の自然な音だけの谷津に戻ります。この日の朝、谷津の上空で鳴くノスリらしい声を久ぶりに聞きました。(04/02/03)

1月6日は「小寒(しょうかん)」でした。(前年)

年末からお正月にかけて、穏やかな気候でした。その上初冬に雨が多かった性か、何時もは見つけ難い野の七草(特に、ホトケノザとナズナ)の、今年はずいぶん大きくなったものを手にしました(04/01/06)。谷津田での仕事始めは、Sさん宅への年始の挨拶を兼ねて7日に行き、年末にSiさんたちが焼いた竹炭の釜出しをやりました。北よりの強い風が一日中吹いて、たき火無しでは仕事になりませんでした。長い間雨が降らないのに、斜面林から出る沁み水の量は顕著な減り方をしません。二段目落ち口で、毎分9.0リットルでした(04/01/12)。1月17日早朝に関東地方で雪が降りましたが、我家のあたりでは1センチ程で日が射すと瞬く間に消えて無くなりました。比較的穏やかな寒中ではないでしょうか。(04/01/20)

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