木更津市周辺では2月中旬、房総沖を低気圧が足早に通り過ぎるとき積雪があります。この時期の積雪は春への序曲ですが、小鳥達にとっては餌がもっとも少なくなる時期でもあるようです。やがて谷津田の小川や水溜まりにアズマヒキガエルやトキョウサンショウオの産卵が見られ,初夏までのさまざまな生き物達の活動が次から次へと移り変わって行きます。ヒガシカワトンボが小川から飛び立つ頃は初夏の入り口です。田植えが終わり南からホトトギスが渡って来、ホタルの季節、セミの季節へと続いても、この辺りのウグイスはさえずり続けます。南房総に高い山が無い性かも知れません。秋の訪れを告げるのは、ツヅレサセコオロギや透きとおったハヤシノウマオイの鳴き声です。ユウガギク、ノコンギク、リュウノウギクなど、秋は野山を散策するのに1年で最も楽しい時季です。小櫃川に、渡ってきたカモの仲間の数が増えだす頃に、関東地方では木枯らし1号が吹きます。そして本格的な冬がやって来るのです。