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朴さんの第26回公判はほぼ満席の傍聴人のもとで始まりました。
初めに、惠子さんのお父さんから、車庫にしていた土間のコンクリートの床は、土間の奥(東側)を少し高く、入口側(西側)を少し低くなるよう傾斜を造ってあり、コンクリートは8〜9cmの厚さで、その上に上塗りをしているので、水を流したときは、しみ込むというよりは流れていく構造であったとの証言がありました。
続いて、森下弁護士から、今回の放火殺人が、朴さんと惠子さんの共謀であるなら、謀議についての自供内容がこれほど変遷しているのは?との観点からの質問がありました。
最初は、6月22日に生命保険の話があり、その後7月5日に1回だけ、惠子さんと今回の放火殺人について謀議をしたとの供述であったのに、謀議の回数は増え、その内容も細かになってきています。9月30日の供述証書には、それまでなかった「ガソリンに火を付けること」「B君をどうして逃がすのか」「警察にバレないようにするにはどうしたらよいのか」等々が書かれています。これらの供述調書は、H刑事の誘導および朴さんの想像により作成されたことが証言されました。
続いて、検察官からの反対尋問がなされ、地裁のときより、取調時の心境や調書作成の経緯について詳細に語られているがそれはどうしてかとの質問があり、朴さんは、地裁のときは虚偽自白をしてしまった自分の人としての弱さを直視する勇気がなかったが、高裁では真実を話せたと語りました。
被告人質問が終了したのち、朴さんから裁判所にお願いという形で訴えがありました。
火事のときMちゃんを助けられなかったこと、警察の追及に屈服してうその自白をしたこと、その結果惠子さんを巻き込んだこと、B君へ寂しい思いをさせていること、周りの人に迷惑をかけて申し訳ないとの謝罪がありました。最後に、自分は放火などしていない。自分は死んでも良いからガソリンをまいてライターで着火するという実験を裁判所にやって欲しい。実験をして真実を明らかにして欲しいと訴えました。
10月24日に進行協議が行われます。
京大の教授を鑑定人としたガソリン火災についての具体的な鑑定事項について協議の予定です。
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