葉っぱ青木さん控訴審 第11回公判 2001.12.25
◆控訴趣意の補充書--検察側の再現実験の様子との食い違い--提出

今回の公判では、弁護側が12月3日に検察から出されていた供述調書(目撃者の証言)の証拠請求について同意し、また、朴さんの第10回、第12回公判でなされたO技術士の証人尋問調書と補充意見書とを合わせて提出しました。さらに弁護側は“(上記の)供述調書の中には原審で検面調書の請求がないものがあるが、検面調書が作成されているなら提出されたい”と要求しましたが、検察側の回答は“提出済み以外にはない”と言うことでした。

引き続き、弁護側が控訴趣意の補充として、各人の目撃証言に基づき、火災時の炎の大きさ(地面から30〜40cmゆらゆら燃える)、炎の色(黄色〜オレンジ)、煙の様子(なし→灰色)、出火場所(車の右側前輪と後輪の間)、消火活動の様子、時間の推移等、当時の状況をリアルに再現し、裁判所に提出しました。また、同時に口頭でも読み上げられ、検察側の再現実験の様子との食い違いがますます明らかになりました。

以上のことから、今後の進行として、弁護側は実際の火災の状況について目撃者の証人尋問は必要ないとしましたが、車両からの自然発火の可能性を補充するために前述の技術士補充意見書と証人尋問調書の証拠請求しました。これに対し、検察側は朴さんの第11回公判でなされたM技術士に対する(反対)尋問調書の証拠請求を予定しているとして今回は意見を留保しました。さらに検察側は朴公判で1月16日及び2月8日に予定されている再度の再現実験及び車輌メーカーの新資料に対する証人尋問調書等も含めて証拠請求する予定であることを明らかにしました。
これらのことに対し、裁判長は「次回の法廷では全ての証拠を出してください。その上で、進行を協議しましょう」と述べ、次回の期日が2月26日に決定しました。

公判後の弁護士からの説明として、本裁判のポイントとしては、

  1. 初期火災状況が目撃証言と再現実験とが食い違う点
  2. なぜ出火したのか
である。(1)については今日のことからも裁判所に印象付けられたと思う。(2)については弁護側に立証する責任はないと考えるが、自然発火の可能性があることを(O技術士補充意見書と証人尋問調書で)裁判所に示していきたいということでした。
また、支援者からは、裁判所に再現実験をしてもらって裁判官に実際に見てもらうのが、一番理解が得られるのでないかとの発言に対し、再現実験は申請しているので、裁判所の判断を待つ状況とのことでした。

次回の公判は2002年2月26日(火)午前10時30分〜です。この第12回公判も進行協議ですが、全ての証拠が出揃い、今後の進行が決定されると思います。是非傍聴をお願いいたします。(尾崎)