原発輸出・ウラン鉱山


●台湾

建設中の「第4原発」。日本の原発メーカーによる初の原発輸出である。1号機は2004年、2号機はその翌年に運転開始の予定。共に出力135万KwのABWR炉が使われる。

「第4原発」建設中止と脱原発を求め、住民ら10万人がデモをした。建設現場は、首都・台北市と直線距離で約30kmしか離れていない。

「第2原発」排水口付近で背骨の曲がった魚が大量に見つかった。原発管理には大きな問題があるとして、台湾での原発への不信の声は大きい。

「第4原発」建設現場のすぐそばに「抗日記念碑」が建つ。台湾植民地支配のために日本軍がここへ上陸した。「日本の原発輸出は第2の侵略」と住民たちは厳しく批判する。日本は、国内で売れなくなった原発をアジア諸国へ売りつけようとしている。