日本の森林

 国土に占める森林の割合は、日本は世界で3番目に多い。だがスギ・ヒノキ・カラマツといった針葉樹を植林し、それを放置しているため森林の質は低い。
 国有林野事業の1兆円の赤字を埋めるため、原生林など保護されるべき国有林が伐採され続けている。


●木曾国有林

木曽国有林にある「赤沢自然休養林」。江戸時代から厳しく守られてきた樹齢250〜350年の「木曽ヒノキ」が連なる。だが今や、このような場所はほとんど残っていない。

うっそうとした「木曽ヒノキ」の森は消えた。国有林野事業の膨大な赤字を埋めるために片っ端から伐採されたのだ。今もチェーンソーの音が木曽の山々に響く。



●長良川源流の原生林・自然林