《ふりかけ通信》創刊号

これは、1987年4月に発行された《ふりかけ通信》創刊号です。前ページにあるような、意に反した認知事件がきっかけで誕生しました。当時は、一枚の葉書通信でした。この後、『蜚語』創刊準備号に、第4号が繰り入れられるまで、葉書通信として続きました。いまでは、現在の社会に根深くはびこる女性をおとしめる思想を、糾弾する役割を持っています。これからはおそらく、このような通信ネット上に暗躍する“表現の自由に名を借りた差別”とも、闘うことになるでしょう。

 自由とは、すべての人びとの自由であって、差別したりおとしめたりすることによって、他者の自由を拘束することは、“表現の自由”とはいいません。それは、差別と抑圧以外の何物でもないことを、“表現の自由を謳歌している人びと”は、自覚するべきです。


《ふりかけ通信》第3号
前に戻る
オーロラ自由アトリエのタイトルページへ戻る